誰でもない女の作品情報・感想・評価

「誰でもない女」に投稿された感想・評価

エイジ

エイジの感想・評価

3.8
墓場まで持っていくには
あまりにも大きな秘密。

でも、幸せは捨てられないよな。

時代に翻弄された被害者でもある。

家族は複雑すぎるな😭

悲しい話だけど見応えありました👍

このレビューはネタバレを含みます

真っ当に生きようとすると消されてしまう、、スパイの宿命😢😢
カトリーネ、これまでつらかっただろうなあ😔
ni

niの感想・評価

4.2
ナチスにより悲惨な目にあったドイツ人やユダヤ人の映画は何本か観たことがありましたが、そんなノルウェー人についての作品は初めてだった。

レーベンスボルン(ユダヤ人絶滅とは対照的に、アーリア人の増殖を目的として作られたノルウェーにあった施設)で生まれた子供の、悲惨な運命。本当の家族を知らず、ずっと正体を隠して生きていくしかなかった主人公の運命が残酷すぎて辛かった。レーベンスボルンという言葉はなんとなく聞いたことがあったぐらいで、全然何のことだか知らなかったのでとても勉強になった。

ノルウェーではドイツ兵との子供を産んだ女性がナチスに対する協力者として迫害されていたようで、ベルリンの壁崩壊からしばらくした時に、レーベンスボルンの被害者たちが訴訟を起こすのだけど、それは主人公にとっては正体がバレる危険性が高くなること。主人公の辿った道と、主人公が母親としていた人物の本当の娘がどうなっていたのかが余りにも残酷、、
なんとなく平和なイメージを持っていたノルウェーだけど、壮大な過去があったことに衝撃を受けた。
品川巻

品川巻の感想・評価

2.8
平和なイメージしかなかったノルウェーの壮絶な過去。レーベンスボルンという施設があることすら知らなかった。孤独な子どもを利用してスパイに仕立て上げるなんて考えられない、、
chiyo

chiyoの感想・評価

4.0
2021/8/30
第二次世界大戦中、ドイツ兵とノルウェー人女性の間に生まれたカトリーネ。ナチスの人口増加計画と“生命の泉”の存在は知っていたものの、ベルリンの壁崩壊後に訴訟が行われていたことは初めて知った。そして、本作のカトリーネのように、スパイとして一般家庭に入り込んだ当時の子どもたちがたくさん居たことも。改めて、負の遺産を引き継いだ東ドイツはつくづく残酷だと思う。また、家庭を守りたいカトリーネ、裏切りと失意に突き落とされる家族、どちらの気持ちも切実でただただ辛い。特にカトリーネの母親の心情は、想像してもしきれないほど。カトリーネのラストは組織の人間として致し方ない部分があるものの、家族のその後にも不穏しか感じられない。怖い。
ナチス優生思想のもとにつくられたレーベンスボルンの子が東ドイツのスパイとしてノルウェーの家庭に潜り込み。。。

戦争に翻弄された人生の多さよ。

大切な人たちを欺き続ける人生はさぞ辛かったろう。他人の名を借りて、他人の人生を乗っ取り生き続け、そのうえに見出した幸せを失うことへの恐怖。

たまらないなぁ。

訴訟の準備を進める弁護士の強引さ、無神経が終始イライラさせる。人ひとりに気も配れない人間が正義を気取っているかと思うと、うんざりするよ(´Д` )
s子

s子の感想・評価

3.5
カトリーネは出生後に母親と引き離され、旧東ドイツの施設で育っていたが、成人後に命がけで亡命、母との再会を果たした後はノルウェーで暮らしていた。1990年にベルリンの壁が崩壊すると、カトリーネの元に弁護士が訪れ、戦後にドイツ兵の子を出産した女性への迫害について、その訴訟における証人が欲しいと言うのだった。

この話実話ベースだったんだね…。
見終わった後に知ったんだけど、こんな事が現実に起こってたなんて悲しすぎる…。
終わり方もなんとも言えない終わり方だったよね…。
生きる為に別の人としてずっと生きるのも辛いし、本当の娘もずっと母親に会えないなんて辛すぎるし、本当の娘の結末はあまりにも残酷すぎた😭
スパイて怖い😨そして、真実を知れば知るほど苦しくなる映画だった🎞
DoGo

DoGoの感想・評価

3.2
旧ドイツやユダヤ人について描かれた作品は多くありますが、
旧ドイツの政略に巻き込まれたノルウェー人についての作品ははじめて観ました。

まずこの作品の要となるレーベンスボルンですが、こういったことがされていたことをはじめて知りました。

ノルウェーといえば幸福度が高い国として有名ですが、過去にこんなこともあったのかと驚きです。
興味深い作品でした。
うめ

うめの感想・評価

4.0
第二次世界大戦中
ドイツ主導のもとに
ドイツ人男性とノルウェー人女性の間に生まれた子供たちは「生命の泉」と呼ばれた施設へ
戦後
「敵対協力者」としてノルウェー政府に認定された母子は迫害される事となったが
後に国を相手どって裁判が起こされた
やや作品だけだと把握しきれないところを他の方のレビューやネットで補うとこういった背景だったようです


時は冷戦時代
「生命の泉」から逃亡した過去を持つカトリネ
仲の良い夫
同居するシングルマザーの娘と孫娘
近くで離れて暮らす母
いろいろありながらも幸せに暮らしていた彼女のもとへ1人の弁護士が訪れる
訴訟の為に証人として力を貸してほしいという依頼だった
そして
傷ましい過去の扉は開かれる


また知らずにいた戦争の爪痕が一つ
語るべき言葉が見つけられないほどに彼女の悲しみが今もズシリと心にのしかかる
辛かったけど見て知って良かった
そう思います
邦題もなかなかに秀逸
ふじこ

ふじこの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

スパイの話。スパイをさせられていた話。スパイにならざるを得なかった話。

選べる道は無限だとかよく言うけど、実際この現代だってそんな事はない。
お金がなくては、学がなくては、コネがなくては選べない道ばかりだと思う。そして今でさえそうなのだから、終戦の動乱の中で拐われたも同然の子供達に一体どんな将来があったと言うのだろう。
ただただ愛に飢えて、見せ掛けだけの優しさに縋って、利用されて捨てられるだけの存在。

そんな人がやっと見つけた愛と安心と宝物のような家族を脅かす弁護士の、己に酔い痴れたような態度が鼻に付く。彼なりの正義をもっと見せてくれないとただの悪役になっちゃう。

と、どうしても主要人物寄りで考えてしまうけれど、やっていたのは立派なスパイ行為であって、一度足を踏み入れたらもうどうしようもない世界なんだろうなぁ…。それがとにかく悲しい。
偽りの愛が本物になって、それまで共に生きた日々がどうしようもなく幸せで手放せない程で、それを抱えて戻ってきた彼女を、遺された家族がいつか許してくれたら良いのになと思う。
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