このレビューはネタバレを含みます
"私は少しも強くなかった。"
こんなに悲しいミュージカルがあるなんて。
鬱映画とか以前にそっちの方が驚き。。
何だかドキュメンタリーを観ているようだった。
ホームビデオで撮ったような映像のせい？
でもそれも、セルマの空想＝ミュージカルシーンによってこれはフィクションだってことを再認識できる。
こうならないといいな…という微かな希望は全て打ち砕かれ、悪い方へどんどん進んでいくので先の展開は読めないこともなく、そして何より有名なバッドエンド(具体的には知らなかったけど)を承知の上での鑑賞だったので、ラストも"あぁ…やっぱり…"という感じでした。
何にも知らずにまっさらな状態で出会っていたら、また違う感覚だったのかもしれない。
"ミュージカルでは恐ろしいことは起こらない"
というセルマの台詞のように、本作におけるミュージカルシーンは唯一の救いだったと思う。
"これは最後の歌じゃない
分かるでしょ？
私たちがそうさせない限り
最後の歌にはならないの"
ラストは涙なしには観られない、、
とりあえず大型連休の最終日に観る映画ではなかった、、笑
このままでは明日の私の精神が死ぬので、これから底抜けに明るい映画を観ようと思います
