たけちゃん

JAWS/ジョーズのたけちゃんのレビュー・感想・評価

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)
4.5
殺すか、エサを絶つかだ!


スティーブン・スピルバーグ監督 1975年製作
主演ロイ・シャイダー、ロバート・ショウ、リチャード・ドレイファス


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日は7月4日です!
そう、アメリカの独立記念日ですね。
日本人なので、関係ないんですが(笑)、独立記念日となれば、独立記念日に関係する映画を観たいと思っちゃうのが映画好きの性なのです( ¯−¯ )フッ

ここ3年は新旧「インデペンデンス・デイ」や「7月4日に生まれて」などストレートな映画をレビューしたんですが、今年は少しひねります。理由は後のレビュー内で語りますね(ˆωˆ )フフフ…
「レディ・プレイヤー1」「マイノリティ・リポート」に続いて、またもスピちゃん。「ジョーズ」を取り上げます( •̀ω•́ )و✧







さて、映画です。
おそらくは、僕ら世代の人間で初めて観たスピルバーグ作品は、今作か「激突」だと思います。どちらもサスペンスの超傑作。
そして、ヒットという意味では、この「ジョーズ」ですよね~。
「激突」を知らない人はいると思うけど、「ジョーズ」を知らない人はいないですよね~。
でも、ちゃんと観たって人も少ない気がする。
なんか、観た気になってるやつ( ˘ ˘ )ウンウン
曲が有名すぎるしね(ˆωˆ )フフフ…


ってことで、しっかりレビューしたいと思います!
公開は1975年、今から45年前の作品。
スピちゃんはテレビ映画の「激突」、長編デビュー作の「続・激突 カージャック」に続く劇場用長編の2作目。
最初にこの企画に加わった時は26歳だったそう。
でも、リアルを求めて、セットではなく、ロケを多用した撮影は困難を極め、撮影期間も費用も大幅にオーバー。

だって、水中のサメはオーストラリアで撮影したホンモノなんだから、そりゃ大変だ。
あと、アニマトロニクスのサメの模型は、故障が多くてやっぱり大変だったらしいね。
何でも先駆的なものには苦労がつきまといます。


メイキングの中に、原作者のピーター・ベンチリーが公開前というか小説の段階で、タイトルに悩んだ話がありました。結局、シンプルに「ジョーズ」としたらしいけど、当時は耳慣れない言葉で、スピルバーグ自身もピンとこなかったと。
でも、分からない言葉が功を奏していますよね。
今では「ジョーズ」でサメを連想しない人はいませんから、影響力がすごいものです。

一方、スピちゃんは、原作を読んだら「激突」の続編のような気がすると思い、監督したいと強く言ったそうです。
でも、脚本が悪いと言って大幅に変更。
逆に原作者のピーター・ベンチリーが激高したらしい。色んなドラマがありますねぇ( ˘ ˘ )ウンウン

今回、僕が観たのはデジタルリマスターされたBD盤ですが、実に綺麗でした。今、劇場で観ても楽しめるでしょうね~。4DXでリバイバルして欲しい( ˘ ˘ )ウンウン


さて、このあとは少し映画本編にも触れるので、ネタバレになりますよ( ̄^ ̄ゞ






舞台はアミティ島。
ここは架空の島です。
観光で成り立っている街で、夏はかきいれ時。
事件はその独立記念日の休暇中に起こるんです。
そうなんです!
これが今日、今作を選んだ理由でした~←タイシタコトナイ


やっぱり素晴らしいのはジョン・ウィリアムズの音楽ですね!オープニングからあの音楽で、すぐにテンション上がりますわ。

そして、海岸で楽しむ若者たち
1人、海に飛び込む女性
有名な水中から見上げるショット
再び流れるあの音楽
そして、最初の犠牲者が……

最高のオープニングですよね~。
つかみバッチリ!
もう、全てのサスペンス映画のお手本です。

公開時のスピちゃん、若干28歳。
やっぱり天才ですね!

冒頭から人喰いザメの被害が出るのに、サメの姿は全く映さない!怖がらせるのは音楽なんです。これが圧倒的な演出の上手さよね。


あと、心配を他所に、アミティ島に観光客がやって来る場面は、ジュラシック・パークに人が来るのと同じだよね。これ、スピちゃんお得意のシチュエーションなんだな。
そして、パニックに陥る人々。
まさにお約束( ˘ ˘ )ウンウン



主演はブロディ署長役のロイ・シャイダー
ニューヨーク市警の警官だったが激務と身の危険から、家族と共にアミティ島にやって来た。


島の荒くれ漁師、クイント役のロバート・ショウはすごい!
登場から迫力満点です( ˘ ˘ )ウンウン


そして、スピちゃんの映画ではおなじみリチャード・ドレイファス。海洋協会のフーパー役。
最初の登場とは違い、男でしたね!


この3人がチームとなります。
一筋縄じゃいかないメンバー。
クイントとフーパーがいがみ合い、間に入るブロディも次第にイライラ。大丈夫か?

でも、そこから酒を酌み交わし、打ち解けていくのが、やっぱり男よね( ˘ ˘ )ウンウン
そして、奴との最後の対決に!
海で本当に撮っているからこその臨場感がたまりません。

ラストのケージ戦のサメは本物で、その本物のサメを大きく見せるために小さいケージを作り、中にはリチャード・ドレイファスではなく、小さい人が入ったらしいですよ。
本物のサメが怖すぎです!
あっ、もちろん、ケージを噛み壊すところは模型。
で、ケージと共に沈むサメは、また本物。
そして、あの有名な船尾を襲うシーン。
こだわりが半端なくて、ビックリ!



やっぱり名作は時代を超えて、名作。
最高のアニマルパニックホラー。
こんな独立記念日はやだね~(>д<*)コワイ
面白かったです( •̀ω•́ )و✧