kazu1961

ピンポンのkazu1961のレビュー・感想・評価

ピンポン(2002年製作の映画)
4.0
▪️Title : 「ピンポン」
Original Title :※※※
▪️Release Date:2002/07/20
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards :第26回日本アカデミー賞
優秀作品賞、優秀監督賞(曽利文彦)
優秀脚本賞(宮藤官九郎)、優秀助演女優賞
(夏木マリ)
🕰Running Time:114分
▪️Appreciation Record :2020-259 再鑑賞
▪️My Review
何度観ても好きですね!このふんわりとした世界観の中にある厳しさと優しさ。独特の雰囲気です。やっぱり胸熱くさせる究極の青春映画です。
さすがクドカン脚本!原作の持つスピリットと高揚感を見事に映画化しました。当時熱狂的なファンを多く持つ松本大洋とクドカンのゴールデンコンビが実現し大きな話題を呼びましたね。
本作は、松本大洋の人気コミックを映画化した青春群像劇。卓球に打ち込む男子高校生の友情と苦悩を描き出す。個性的な登場人物5人の生き方が、いずれも熱くせつない、ほんとハマります。
ストーリー的には、ペコの「挫折」と「復活」という原作通りの王道展開を忠実に再現しています。幼馴染みのスマイルとのすれ違いと決勝戦での再会は、輝かしい少年時代との決別の儀式なんですね。
そして、素晴らしかったのはそのキャラクターの再現性です。とくにペコやスマイルはほんと原作のイメージそのままです。海王学園高校のメンバーも激似ですよね。作品の持つ世界観と雰囲気は原作との差異は多少なれどありますが、キャラの作り込みはほんと素晴らしいですよね。本作以降の漫画の実写化に大きな影響を与えました。
更に、卓球の試合のシーンは緊張感とスピードがほんと体感できます。曽利文彦監督自身がジェームズ・キャメロンの「タイタニック」のVFXに参加した経験を卓球の試合で主にボール、コート共にフルCGで作ることに活かされました。
物語は。。、
卓球をこよなく愛し、勝つことに絶対的な自信を持ちながら天真爛漫で気分屋のペコと、“卓球は暇つぶし”と公言するクールなスマイル。二人は幼なじみで、小さい頃から近所にある卓球場、タムラに通っていました。高校生になった二人は共に片瀬高校卓球部に属していたものの練習にはまともに参加しない毎日を送っていました。そんな二人が対戦すると必ずペコが優位に立ちます。しかし、日本卓球界の星と期待された過去を持つ卓球部顧問・小泉はスマイルの才能に目を付け、執拗に指導しようとします。しかし、クールが信条のスマイルはそんな小泉の熱血指導を拒絶するのでしたが。。。
この作品で井浦新ことARATAが飛躍するきっかけになりました。また、この作品で中村獅童が強烈なインパクトで世の中に認知されましたね!!

▪️Overview
松本大洋の同名人気コミックを、ジェームズ・キャメロンのデジタルドメインで「タイタニック」のVFXに参加した曽利文彦監督が映画化。脚本は「GO」の宮藤官九郎。小学校のガキ大将ペコは、得意の卓球をいじめられっ子スマイルに教える。が、高校入学初の全国大会で、スマイルは勝ち進むが、ペコは幼なじみのアクマに負けて大ショック。優勝は名門校の主将、ドラゴンに。彼らそれぞれの1年間の後、次の大会がやってくる。(引用:映画.com)

出演は、窪塚洋介、ARATA、中村獅童、サム・リー、大倉孝二、夏木マリ、竹中直人。
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