ちょこばなな

パリの恋人のちょこばななのレビュー・感想・評価

パリの恋人(1957年製作の映画)
3.0
まるでミュージカルの舞台を画面を通して見ている感じ。
1曲が少し長いが、音楽とダンスは特に素晴らしい。
VOGUE編集長だったダイアナ・ヴリーランドをイメージした編集長の職場だけあって、働く女の子たちの衣装にメイクに世界観に全てがおしゃれで飽きない。

ただ、物語の設定やあらすじはめちゃくちゃ、突然知らないおじさんにキスされてもセクハラで訴えないなど純粋すぎる気がするし笑、なぜ突然パリに行くのかも話されていないし、教授は頭を縫うのが早すぎる。

天真爛漫で明るいオードリー・ヘプバーンの清く澄んだ声と長い手足と美しさを堪能出来る作品。
相手役の方がどうしてもお父さんに見えて感情移入出来ないので、もう少し若い人だったらもっと良かった。
宝塚で上演してほしい。