フラハティ

イントゥ・ザ・ワイルドのフラハティのレビュー・感想・評価

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)
4.3
青年はすべてを捨てアラスカへと向かう

優秀な成績で大学を卒業。裕福な家庭で育ち、彼の未来は華々しいものになると誰もが思っていた
だが、彼は突然何もかもを捨て旅に出る

誰もが疑問に思う。あいつはバカじゃないか?何してるんだ?
僕も同じ事を思った
だけれど、彼には彼なりの考えがあったはずだ


人生において最も大事なものはなんなのか。家族、友達、恋人、お金…様々な答えがあるだろうし人によって変わってくる

僕が大事だと思うのは"経験"だ。この考えはこの主人公とダブる
彼が求めていたのは"経験"だと思う

正直後先考えずに行動しているようで、世の中をしらない甘い奴だと思う
でも始めはみんなそうじゃないか
慎重な行動をとることも間違ってはいないし、僕はどちらかというとそっち派

でも、なにかに挑戦することはみんな無理だと思うし、経験をしたことがないからこそ不安になるわけだ
だからこそこの主人公が踏み出した一歩は大きな価値


彼がこの旅で得たすべてのものは彼しかしらない。映画のなかで語られるのは彼が"見たであろう世界"で、ほんとの世界じゃない。彼がたどった足跡を同じようにたどることでまったく同じではないにしろ、彼が感じたことを観客自身も感じることができる

監督のショーンペンが作り出したこの作品は、間違いなく代表作と呼ぶにふさわしいと思う

今自分が学生だからこそ、とてつもない影響を与えられた
旅に出たいけど日本でいうアラスカの位置は北海道か…遠い笑
フラハティ

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