フラハティさんの映画レビュー・感想・評価

フラハティ

フラハティ

英国紳士に憧れる21歳大学生。
大学卒業までに浴びるほど映画を観る。
でもレビューもちゃんと書く。

観客を満足させようという情熱が注がれている映画こそ名作。
マイケル・J・フォックス推し。

アクション、シリーズ物避けがち。
人生や人についての映画が好み。
基本長文!!

映画(207)
ドラマ(0)

犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.3

市川崑監督による、石坂浩二が演じた金田一耕助の記念すべき一作目。


初めて観たときはリメイク版で、オリジナル版を観てもそのクオリティの高さに驚き。
おすすめするなら絶対オリジナル。

犬神家の当主犬
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

3.9

ブリグズビー・ベアは諦めたことはない!
僕のヒーローなんだ。


『ブリグズビー・ベア』という番組の大ファンであるジェームス。
いつもずっと画面に釘付けになりながら成長した。
ブリグズビー・ベアは彼だ
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八つ墓村(1977年製作の映画)

3.3

遠くに見える村には、遠い昔から語られているある逸話がある。
その村は八墓村と呼ばれるそうだ。


1970年代は市川崑監督の金田一耕助シリーズを始め、多くの金田一耕助作品が生まれた。
本作は渥美清が金
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華氏911(2004年製作の映画)

3.0

2001年9月11日、ワールドトレードセンターに飛行機が衝突した。


明日で17年もの年月が過ぎる9.11。
この事件が起きたとき、まだ子どもだった僕には、この事件の詳しいことはまだわからなかった。
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ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years(2016年製作の映画)

-

「The Beatlesが世界に受け入れられた理由は?」
「僕たちもわからない。」


10年ほどの活動期間で、ビートルズは伝説となった。
ロン・ハワード監督による、ビートルズについてのドキュメンタリ
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.2

胸を焦がすのは、同じ顔の運命の人。


運命だと思った相手。
火花が散るように視線が合う。
彼の名は麦(バク)。
ずっと一緒にいた。
だが突然彼は姿を消す。
東京に移ると、麦とそっくりな男性がいた。
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これは俺の作品だ!


なるほど。製作現場の映画ね。
って言いながらも、前半のありきたりなゾンビ映画の時点でこういう構造なのはなんとなくわかるんだけどね。
どうせみなさんは観ていると思うので、ガッツリ
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カジュアリティーズ(1989年製作の映画)

4.0

200本目!!
節目はマイケルの映画で。


80年代にはベトナム戦争映画が流行。
本作もその流れにのった作品と言っても過言ではない。
監督は『アンタッチャブル』で波に乗っていたデ・パルマ。
キャステ
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プラトーン(1986年製作の映画)

4.1

ベトナム戦争の戦死者に捧げる。


オリヴァー・ストーンが、実際に体験したベトナム戦争の体験を映像化。
『地獄の黙示録』で主演を務めたマーティン・シーンの息子、チャーリー・シーンもベトナム戦争の映画に
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地獄の黙示録(1979年製作の映画)

3.8

こんなクソみたいな現実よりも、あの戦場のほうが生き甲斐がある。


午前十時の映画祭より、初鑑賞が劇場というありがたさ。
本作の監督はF.F.コッポラであるが、本作がそもそも製作が難航したという話はあ
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ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.9

「大切なものはここにある。
この街が大好きだ。」


ベトナム戦争へ向かうことになった三人の男たち。
地元で仕事に就き、悪友たちと飲み明かしながら鹿狩りを行う。
月曜に戦争へ向かう前に、結婚式を行う。
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.7

この街は汚れてる。
ゴミ箱みたいだ。


アメリカンニューシネマを代表する一本であり、ベトナム戦争についても言及した今なお語り継がれる名作。
主演を務めたデ・ニーロは、本作の後に『ディア・ハンター』に
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

3.7

まるでそびえ立つクソだ!


ベトナム戦争が題材の映画の多くは、密林のなかでベトナム兵と戦うものが多い。
戦争の無意味さや、及ぼす被害の大きさなどは多くの作品で語られ、戦場での倫理観の崩壊はとても印象
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バーディ(1984年製作の映画)

3.9

僕は鳥になりたい。
この場所から逃れるために。


元々変わり者だったバーディは、ベトナム戦争で負傷した。
病棟にいるバーディは昔の親友であった頃の面影はなく、体を丸め窓の外を眺めている。
アルは同じ
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サンライズ(1927年製作の映画)

4.2

世界一美しい映画(byトリュフォー)


ドイツの名監督F.W.ムルナウがアメリカの地で初めて撮影をした作品であり、彼の最も有名な作品といっても過言ではないだろう。
サイレント映画の最高傑作と名高い本
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カクテル(1988年製作の映画)

2.4

さすがのトム補正でもこれはなかなか。


ゴールデンラズベリー賞おめでとう。
トム・クルーズのアイドル的魅力が存分につまった本作。
本作の影響で、バーテンダーに憧れた人が増えたとか増えなかったとか。
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ザ・ビーチ(1999年製作の映画)

2.9

快楽を追求せよ。


バックパッカーが一人旅をしている。
「この世の楽園を知ってるか?」
男から渡された地図は、誰も知らない幻の楽園だった。


作られた世界の、作られた楽園。
内側から崩壊していく楽
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仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

4.4

本当の自分でありたい。
言葉など無意味。


何度鑑賞しても、未だに正解が導き出せない本作。
フォロワーさんのレビューのおかげで、久しぶりのチャレンジに踏み切る。
表面的な自分と、本当の自分。
社会で
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.2

オリジナル版の『IT』から27年後…。


スティーブン・キングの原作を映画化。
ある町に現れた"IT"。
子どもたちを次々に連れ去り、その姿は大人たちには見えることはない。

本作は"負け犬"である
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マネキン(1987年製作の映画)

3.9

マネキンに恋をした青年のサクセスストーリー!


マネキン作りを仕事としているジョナサン。
芸術家を志す彼には、マネキン一体といえど、芸術さを求める。
そのためか仕事をクビになり、その後の職場でもあま
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きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

3.8

退屈で苦しい闘病生活が、あなたのおかげで星のように輝いた。


ティーンムービーにふさわしいほどキラキラしている主演二人。
でも二人は命に関わる病を抱えている。
いつ死ぬかわからない。

確かに闘病も
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炎628(1985年製作の映画)

5.0

悪魔より人間のほうが怖い。


Q.タランティーノ監督が、第二次世界大戦を題材とした映画のなかでベストとあげた本作。
レンタルの扱いもほぼなかった一時は『伝説の戦争映画』とも呼ばれた。
今ではBlu-
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白いリボン(2009年製作の映画)

4.1

一本の針金が全ての始まりだった。


「おそらくあの出来事が当時の我が国そのもの」
1913年、第一次世界大戦前年。
ある村で謎の事件が発生。
針金により、村にたった一人のドクターが大ケガを負った。
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戦争のない20日間(1976年製作の映画)

4.0

たった20日間の休暇でいったい何ができるのだろう。


アレクセイ・ゲルマンの長編監督作としては二作目。
処女作が上映禁止とされ、本作も小規模の上映にならざるを得なかった。
正直、上映の制限を受けるよ
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.2

それでもあなたを愛してる。


シングルマザーダイアン。
ADHDの息子スティーブ。
吃音症の隣人カイラ。
社会から浮いた存在である親子と、一人の女性。
三人の孤独が重なり、幸せへの道が描かれる…。
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卒業白書(1983年製作の映画)

3.4

両親の不在は、男への第一歩。


トム・クルーズ初主演作。
やっぱり80年代の青春映画はたまらなく好き。
裕福な家庭で育つエリートなトム・クルーズは、両親が留守にする間、自宅での自由を得る。
たった数
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A.I.(2001年製作の映画)

3.3

ロボットにおける愛の定義。


キューブリックからスピルバーグにバトンが繋がれた本作。
キューブリックならAIによる脅威を描いたのかな?
そしてスピルバーグは、作られた存在による愛をテーマとした。
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

冬から始まる、夢への物語。


女優志望。
ジャズピアニスト志望。
二つの夢が重なるとき、LAの街は輝きに満ちる。

オープニングから圧倒的なミュージカル。
色とりどりのファッションだったり、おしゃれ
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SHAME シェイム(2011年製作の映画)

4.2

目覚めると隣には女がいる。
いつも違う女が。


誰もが何かに依存して生きている。
仕事、恋愛、家族、趣味…。
ブランドンの依存はセックス。
常にその事ばかりが頭をよぎる。

『それでも夜は明ける』の
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

2.3

モノを減らそう。
まずはそこからだ。


【ルール】
家にある家具や日用品を全て倉庫に預け、一日ひとつだけ家に持って帰る。
その生活を一年続ける。
一年間何も買わない。
ペトリは本当に人生に必要なモノ
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ホームレス ニューヨークと寝た男(2014年製作の映画)

2.9

どこで迷った?


モデル兼カメラマン兼ホームレス。
男の名はマーク・レイ。
彼がいる場所。
屋根のない立ち入り禁止の屋上。

全てが中途半端。
モデルとしてもカメラマンとしても一人の男としても。
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フローズン・タイム(2006年製作の映画)

4.0

時が止まらないからこそ愛は輝く。


彼女にフラれたことで不眠症となった美大生。
睡眠時間がなくなることで、一日が8時間増えた。
この時間を売るために、クソ退屈なスーパーの夜勤のアルバイトを始める。
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.1

ぼくの夢は月へ行くこと。


宇宙飛行士の夢を見るオギー。
SWが大好きで、理科も大好き。
ゲームもするし、勉強もするし、わがままも言う。
普通の少年。
見た目以外は。

『ウォールフラワー』のスティ
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マザー!(2017年製作の映画)

3.0

「"楽園"にするの。」


アロノフスキーの新作でありながら、日本では劇場未公開ということで軽く衝撃を受けた本作。
聖書をなぞらえた?
無知なのでわからないです。笑

幸せな夫婦の元に訪れる一人の男。
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映画に愛をこめて アメリカの夜(1973年製作の映画)

4.8

トリュフォーから、全ての映画に捧ぐ。
トリュフォーより、映画に愛をこめて。


『パメラ紹介します』という映画の制作現場を描いた、トリュフォーの映画愛と人への愛に満ちた名作。

映画は、人を夢の世界へ
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リアリティのダンス(2013年製作の映画)

3.8

生きろ。
苦しみは未来の自分を生む。


ホドロフスキーの幼少期と家族の記憶。
"家族の再構成"と語った自伝的な本作は、観客を自身の過去へ向けた幻想的な世界へ導いていく。


この世で最大の謎は自分の
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