Merry Christmas！
あまり似合わない
のですが、Xmas映画
の名作をレビュー(^^)
映画学校で授業にも使われていると言う古き良きアメリカを描いたヒューマンドラマ、
「素晴らしき哉、人生！」
あなたの人生は無駄ではない。人生は上手くいかないことばかり、だがあなたの善行や努力を神は決して見捨てない。そしてあなたの人生に関わるもの全てがあなたに支えられ、支えてくれているのだと教えてくれる逸品です。
アメリカと言う国の正義・良心を讃え、人民を讃えるドラマとも言えましょう。フランク・キャブラ監督の正に真骨頂ですね。彼の作品はアメリカ人に未だに愛されている。それもこの作品のラスト30分に描かれた人間賛歌故でしょう。
１人の男が身を投げようとしている…神は見習い天使を彼の元に送るため、彼の人生を見習い天使に見せていく。彼の人生は彼の思うような形ではなかったが、常に人に優しく、自己犠牲に満ちた一生。それは見方によってはついていないかもしれない…。
彼を演ずるはアメリカの良心とも呼べる名優ジェームズ・スチュワート。喜劇から、悲劇までを演じ分け、人生に厚みを持たせるその演技力。彼なしではこの作品名作にはならなかっただろう。
ただこの作品、前フリが緻密であるが故に、長い…。そのため、途中までは大丈夫か、自分の感性？と不安になる。そのラストの伏線の回収が見事で大団円となることで成立するので我慢は必要。後のSF作品に大きな影響を与えた作品には間違いなく、Xmas映画としても、未だにTVで放映される名作には違いない…。
この作品の主人公に自分を重ね、今もきっと悪くはないと思ってます(^^)
