koya

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイアのkoyaのレビュー・感想・評価

4.0
配信にて再見。
この映画、1994年なのかぁ。
最後にリバー・フェニックスに捧ぐ、となっているようにヴァンパイア、ブラッド・ピットにインタビューする現代の青年はクリスチャン・スレーターですが、元々はリバー・フェニックスがやるはずだった役だそう。(リバー・フェニックスは1993年に亡くなっています)

えー、リバー・フェニックスだったら、ブラッド・ピットのやったルイ役できそうな気がするけどなぁ。
この映画、美青年づくしで、綺麗で悲しい、そしてホラー映画の要素もしっかりと入っている、ゴシックロマン・ホラーで美しい映画だなぁ。

キャストもトム・クルーズ、アントニオ・バンデラス、ブラッド・ピット、キルティン・ダンスト(当時12歳)とヴァンパイアの条件は、美しい、なんです。
人間の生き血を吸いながら永遠に生き続けるヴァンパイア。
24年も前の映画だから、俳優さんたちがもう、若くて美しくて。
一番びっくりしたのがパリのヴァンパイア、アントニオ・バンデラスかも。深作欣二監督版『魔界転生』の天草四郎こと沢田研二みたいー。
妖しく艶っぽいのです。

18世紀のニュー・オルリンズから始まりますが、なぜ、は描かれず、美しく、若い地主のルイ(ブラッド・ピット)に目をつけるヴァンパイアのレスタト(トム・クルーズ)
ヴァンパイアになっても人間の魂が捨てられず、人を襲えないルイ。
美しい孤児の少女、クローディア(キルティン・ダンスト)もヴァンパイアにしますが、このクローディアが最強ヴァンパイアかもしれません。

クローディアは人を襲う事になんのためらいもなく、レスタトにも反抗的で気が強くて負けない、妙な頼もしさのある少女。
妙な図太さを持った少女なんですね。それが面白かった。
なんか皆、美しいブラッド・ピットを独占しようとつぶしあいしてる?
吸血鬼、というとヨーロッパのイメージがありますが、フランスからの移民が多かったニュー・オールリンズから・・・というアメリカの歴史にもなっている

ブラッド・ピットがこの映画の出演を引き受けたものの不満だらけの撮影になってしまったのは有名な話ですが、キルティン・ダンストの両親はまだ12歳だった娘に完成した映画を見せなかったとか。

私が覚えていたのは、夜を生きるヴァンパイアが現代になって夜に光を見るようになる・・・つまり映画を観に行くようになり、映画『スーパーマン』を観に行く所です。

撮影に不満だらけだっただろうけど、結果としてブラッド・ピット若くて美しくて良かったですよ。
スタイルもいいし、ロングヘアーも素敵。古風な衣装もよくお似合い。
アントニオ・バンデラスも雰囲気ばりばりでなりきり演技素敵。
キルティン・ダンストの外見、お人形さん、中身したたか、という女の子も良かった。トム・クルーズもアクションやるより、こういう怪物的な役の方が好き。
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