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デス・レース2000年のkoyaのレビュー・感想・評価

デス・レース2000年(1975年製作の映画)
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’イカれてる映画は数々あれど、製作者にロジャー・コーマンの名を見つけたなら、そりゃB級の中でもA級のイカれ具合は間違いなし!特に『デス・レース2000年』は。 by みうらじゅん’

本当にみうらじゅん、好きそうな映画。
カルト的な超人気駄名作というか迷作。
もう、どうつっこんでいいかわかりませーん。

何よりもねぇ、音楽がヘン。すごくヘン。こんな映画音楽初めて。
奇妙な音ではないんです、なんで、このシーンにこんな音楽つけるかなーというセンスが超ダサいので、逆にすがすがしいくらいだ。

カーレースなのに疾走感なし。
レースに勝つのは、一番先にアメリカ横断をしたものではなく、「どれだけ人を轢いたか」子供、老人・・・弱者になればなるほどポイント高いっす。

主役はデビット・キャラダインですが、そのライバル役に『ロッキー』でブレイクする前のシルベスター・スタローン。
当然、ギャラも安く、製作者ロジャー・コーマンは後に「安い買い物だった」と言ったそう。

レースは全米で中継されますが、レポーターの一人のおばさんが、やたらとレーサーを'my dear best friend of mine'って言うのね。
なんでも勝手に知りあいくらいをすぐ「親友」とか言っちゃう痛いおばさん。

でもね、この映画、憎めないのよ。
酒の肴にして、この映画のファンの人と盛り上がりたいわ。
まさにB級の中のA級映画。
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