kazu1961

海底軍艦のkazu1961のレビュー・感想・評価

海底軍艦(1963年製作の映画)
3.4
▪️Title : 「海底軍艦」
Original Title :※※※
▪️First Release Year:1963
▪️JP Release Date :1963/12/22
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2020-383 再鑑賞
🕰Running Time:94分
▪️My Review
轟天号のデビューです!!カッコ良いですね。海底軍艦なのに空を飛ぶ(笑)!
古代海底に沈んだムウ帝国の生き残りが、全世界を植民地にすべく侵攻を開始。旧日本海軍が総力を挙げて秘密裏に開発した轟天号が迎え撃つ。押川春浪が明治33年に発表した科学冒険小説をもとに関新一が脚色し、本多猪四郎監督と円谷英二特技監督のコンビが放った作品です。
見どころは、轟天号の描写で、初めてのテスト飛行の数分間は伊福部昭の音楽と相まってスケール、迫力に感動です。ミニチュアを駆使して、メカニックをリアルに描写してるのも必見。
ラストシーンの海上爆発は、カメラを上下逆にして水槽に絵の具を落とすことで表現しています。丸の内崩壊シーンの冒頭にマンホールの蓋が蒸気で吹き飛ぶカットでは、マンホールの蓋を軽いウエハースで作って撮影しました。人工衛星のカットには、『地球防衛軍』や『宇宙大戦争』の宇宙ステーションの映像が流用されていますよね。
また、ドラマ部分も戦後20年、戦争にまだ強い思いを持つ人、忘れ去る人、敗戦を認めない轟天号の神宮司大佐と周囲の葛藤を折り交えて巧く描かれていて反戦というテーマに深みを作り上げています。
物語は。。。
1万2千年前、地殻変動で海底に沈んだムウ帝国は、海底で都市を作り地上を征服する機を狙っていました。一方、終戦間際に姿を消した神宮寺大佐らは孤島に潜んで海底軍艦を建造し、米軍との最終決戦を計画していました。そんな彼らにムウ帝国の撃退が要請されます。。。
登場する怪獣は、出番は少ないですが、全長150メートルの怪竜マンダです。

▪️Overview
押川春浪の“海底軍艦”より関沢新一が脚色、「マタンゴ」の本多猪四郎が監督した特撮もの。撮影もコンビの小泉一。(参考:映画.com)

出演は、高島忠夫、藤山陽子、小泉博、上原謙、藤木悠、佐原健二、田崎潤、小林哲子、天本英世、平田昭彦。
kazu1961

kazu1961