滝和也

ノックは無用の滝和也のレビュー・感想・評価

ノックは無用(1952年製作の映画)
3.4
なんじゃこりゃ…。

まさかこの時代にこんな作品があったとは…。マリリン・モンローの迫真の演技?ですかね?

「ノックは無用!」マリリン・モンロー出演って書いてあれば、ロマンチックな気がするでしょ。誰だ!こんな題名つけたのは?中身はB級スリラーだった…。しかもサイコもの。

ニューヨークのホテル。ある1室にエレベーターボーイの叔父に紹介されベビーシッターとして、モンローがやってくる。田舎から出てきたばかりの無垢な女性に見える彼女は実は…。

この作品、ホテル内のみでしかも2時間程度の話。段々モンローがサイコに…。子供が…危ない!と言う恐怖を煽る。特に窓際に子供が…。

モンローの役が不快に感じましたのでちょっと嫌になっちゃいました…。でも裏を返せばマリリン迫真の演技なんですよ。ただ演出はいっそ盛り上げてもよいかなとは思います。モンロー頼みと言うか。

ちなみにアン・バンクロフトが歌手役なのですが大人の女性で美しいです。

サイコやバニーレイクよりも遙かに前にこんなモノがあるとは…。でも決して凄く面白いわけでは無く、地味。マリリン・モンローの好きな方?向けでしょうか…。
滝和也

滝和也