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恋はデジャ・ブの10000lyfhのレビュー・感想・評価

恋はデジャ・ブ(1993年製作の映画)
3.0
ペンシルヴェニア州の田舎町で、2月2日に春の到来を占う行事、グラウンドホッグデーの取材に訪れたローカル TV レポーターが、朝 6時に目を覚ますたびに 2月2日を迎えるというタイムループに陥り、200回ほど繰り返す中でその 1日を完璧にし、片想いだった恋を成就させるロムコム。いま観ると、タイムループという設定以外は際立ったものがないが、ジャンル草分け作品の 1つで、公開当時は新鮮だったのだろう。抜けられないループの表現手段として、前半の自動車暴走からの逮捕や自殺は、安易であり不快だったが、氷彫刻やピアノの習得などに時間を使う後半から、いい意味で大人な映画になった。ループの原因も、最後にループを抜け出た理由も、興醒めする下手なこじつけ説明がなく好感。特徴的な映像を使い回すのはこのジャンル特有で、複数の大ジョッキを両手に持ったウェイトレスの映像が印象的。劇伴は、ドラム付きの室内楽アンサンブルが演奏するライトロック的なのが主体で、米インディ映画ありがち、可もなく不可もない
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