肉鹿

クロノスの肉鹿のレビュー・感想・評価

クロノス(1992年製作の映画)
3.3
天才錬金術師が発明した永遠の生命を与える機械"クロノス" 老い先短い大富豪は血まなこになって探し求めていたが、偶然手に入れた骨董店のおじいちゃんの手によって作動してしまったのだ———デルトロ監督初長編作品。

ほのぼの日常を叩き壊すようにゴキブリ大量発生させたり、血で稼働する歯車だったり、監督の『好き』が詰め込まれててデルトロ監督好きは問答無用で幸せな気分になってくる作品。

そもそも主人公がおじいちゃんで敵もおじいちゃんというのが王道から外れすぎてて安心感さえある😂
おじいちゃん同士の戦闘力は大して変わらず、孫に好かれてる方が結局は強いというのもなんかほのぼの🤤

この孫娘とおじいちゃんの日常がかわいらしいのもひとつの見どころで、おじいちゃん子のわたしはすこししんみりもしてたんだけど、トイレの床に這いつくばって他人の血を啜るおじいちゃんのシーンで「お、おお、、」てなった!
『吸血鬼もの』だとはっきりわかる大切なシーンだけど、まさかの見せ方で戸惑い隠せなかったです😂
ま、、孫娘には見られなくてよかったねw

展開の遅さとか争う理由がない相手との戦闘シーンの説明不足感とか粗もあるけど、初監督作からずっと表現したいことが一貫してブレてないのがわかるのはとてもよかった!
肉鹿

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