なんかすごい内容だったなあ😳。

船内で感染症が蔓延し、命からがら脱出した四人が主人公。文明のない島で生活することになる四人が、自然や原住民に影響を受け、身も心も衰退しながらも、生き抜く。

地味だった女教師がクローデットコルベール。
都会で周りに気を使い続けていた女が解放され、妖艶さを増す。ハーバートマーシャルとウィリアムガーガン演じる若い男２人は黙っていなられないよなあ。

1934年、検閲もまだそこまで厳しくなかったであろう、なかなか大胆な描写もあり。

ラストに至ると、怒濤の如く展開が変わっていく。ここがなかなか興味深く面白かった。人の心はうつろいやすいとは言ったもんだが😅。


４人目のメアリーボーランド演じる（おそらく）そこそこの資産家の夫人が飄々としていてユーモアを担う。他３人との絡みが少ないが、ラストもいつの間に😳、って感じで可笑しかった🤣。

【戦前ハリウッドのサバイバル映画】

シネマヴェーラの特集「プレコード・ハリウッド　Ⅱ」にて。

船旅の途中、船内でコレラが発生。男女各2人が逃げ出してマレー半島の密林をさまようという筋書きのサバイバル映画。

先住民や野獣など、色々な脅威に対処しながら生き延びる4人。
女性は産児制限論者のおばさんと、若く美しい小学校教師。
今なら先進国では少子化が問題視されているけれど、この時代は逆だったのだ、と感慨を覚える。

若い小学校教師を巡っては、男性間で恋のさや当てが。
でも、どういうわけか独身男じゃなくて既婚者の男が勝利する。
彼女の全裸シーンもあるけれど、ロングショットなのでよく見えない。残念（笑）。

無事帰国してから、既婚者は離婚し、小学校に彼女を迎えに行く。
教室で授業をしていた女教師は、彼がやってきたのを見て、授業を放棄して出て行ってしまう。こういう無責任な教師像が、ヘイズコードに抵触……したのかなあ（笑）？

往年のハリウッド女優祭り
クローデット･コルベール８本目

サバイバル･コメディです。
舞台はマレー半島のジャングルで、主な登場人物は以下の４人。
①スチュアート･コーダー：ラジオにも出演する著名な新聞記者
②マーディック夫人：少子化の推進を図るマラヤ連邦イギリス高官の妻
③アーノルド･エインジャー：気が弱く優柔不断なしがない研究者
④ジュディ･ジョーンズ：誰も注意を払わないほど目立たないシカゴの教師

クローデットさんは、④の調子外れなメガネっ娘の役です。

男２人(①､③)はあまり面白くないです。特に①は、ジャングルでも「俺を誰だと思ってる？」みたいに威張るやつで嫌いです。
ご婦人２人がお笑い担当で、イイ感じです。

都会で威張っていた人が自然の中で役に立たず、意外な人が高いサバイバル能力を示すパターンが少しだけあります。