ペティコート作戦の作品情報・感想・評価

「ペティコート作戦」に投稿された感想・評価

DarcyAnam

DarcyAnamの感想・評価

4.5
シータイガーのエンジン音に虎の鳴き声が使われてたのが斬新な感じ。
女性兵士達のズレた言動もだんだんと面白く見えてくる。
トニー・カーティスとケイリー・グラントの掛け合いが本当に面白かった。
潜水艦が舞台でも戦争映画じゃなくてコメディだから重苦しくなくて良い。
Filmomo

Filmomoの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

①初出航を前にして爆撃を受け、かいなでしただけの修理で潜航開始した潜水艦シーウルフ号が、度重なる「珍事」に遭遇しながらなんとか目的地へ辿り着く。その騒動を初代艦長ケイリー・グラントが航海日誌を読みながら懐かしく回想する物語。かつてこの船ではとんでもない珍騒動があったと回想するスタイルが、現在進行形と違って「戦争中」から遠ざかる。②この映画の面白いポイントは「潜水艦」という空間にそぐわないもの、不釣り合いで奇異なものをそこに投入することによって生じる衝突や飛躍、それによる問題解決を描くことにある。潜水艦の中の女性たち、赤ちゃん、ヤギにブタ、女性の下着といったものが「戦争を背景にした潜水艦もの」という物語のコードを逸脱させてゆく。ケイリー・グラント演じる艦長が戦争映画のコードであり、トニー・カーティス演じる副官がそれを逸脱させるコード進行を奏でる。例えば、戦争コードのグラントの行動は、戦時中につきものの物資不足に頭を悩ませ、本部に何度も配給を陳情するが、状況は変わらない。一方逸脱コードのカーティスは、これをかっぱらいで調達してくる。その対象は生活物資や機械部品にとどまらず、なんと「壁」まで剥がしてくる。戦争コードのグラントは修繕の役に立たないカーティスを島の探索へ追い出すが、カーティスは女性看護兵を連れて帰ってくる。こうなってくると次のカーティスの行動が楽しみになってくる。戦争コードを逸脱させることが我々に笑いをもたらす。クライマックスは、よりによって味方に攻撃され、何発もの砲撃が襲いかかる。これは戦争コードのグラントにとっては生きるか死ぬかという瀬戸際だが、カーティスがとった自分たちを救う方法は、砲撃が当たったと思わせて攻撃をやめさせる手段として、女性兵たちの下着を海上へ噴出させる。砲撃に対して女性の下着、見事な逸脱ぶりである。③この素晴らしいコメディを作ったブレイク・エドワーズは2年後に「ティファニーで朝食を」を撮り、彼の代名詞となったが、もし、女優陣がもっと秀でていたらこちらの方が彼の代名詞になっていたと思われる。女優陣に少し華やかさが足りないのがもったいない。
のん

のんの感想・評価

3.8

就役して1年、開戦後3日で交戦せず沈没した潜水艦シータイガー。そのまま引退じゃあんまりだ!…というわけで、生真面目艦長ケイリー・グラントのもと乗組員達でシータイガーを修復して出航するという戦争コメディ。

詰まった配水管のようなボコボコ言うエンジン音を立てながら、祈祷師の力も借りてなんとか出港。パイプがもげたり水漏れしたりのトラブルと、一見役立たずの色男の中尉(トニー・カーチス)が発揮する補給品調達の才能の数々、そしてなんと言っても真面目な艦長(ケイリー・グラント)の対応!楽しいです。

ペチコート作戦は最後に明らかになります。


DVDは出てないのでBSなどの放送の際に是非。