ホイットモア大統領

デンジャラス・マインド/卒業の日までのホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

3.6
『アントマン&ワスプ』、『イーストウィックの魔女たち』に続き、ミシェル・ファイファー目当てで鑑賞。

ミシェルが元海兵隊員の教師という設定なので、拳で生徒を更生させる話かと思ったら、意外にも心に訴えて諭す系だった。

ただやはり熱血教師ではあるので、御多分に洩れず、ボブ・ディランの歌詞を用いた自由な授業や、校長への反発、夜中の家庭訪問シーンなんかがある。

この時、ボブ・ディランと “ディラン繋がり” で紹介されるのが、ディラン・トーマスの詩「穏やかな夜に身を任せるな」。
『インターステラー』でマイケル・ケインが引用していたイメージが先行し、途端に壮大で感動的な物語に感じることができた。作品という時空を超える、これぞノーラン・マジック!

また、本作は実話ということで、全ての生徒を救えないのがミソ。
しかし、そのリアリティがラストにより一層の感動を呼ぶのもまた事実。