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バットマン フォーエヴァーのrage30のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

ジョエル・シュマッカー版『バットマン』の第1作。

良くも悪くも、ティム・バートン色が強かった前2作に比べると、オーソドックスなバットマン映画という印象。
ヴァル・キルマーはカッコ良いし、バットマンの活躍シーンもそれなりに用意されている。

あとは、豪華キャストも見所の1つか。
トミー・リー・ジョーンズ、ジム・キャリー、ニコール・キッドマン…。
「ちょい役でドリュー・バリモアっぽい子がいるな~」と思ったら、まさかの本人だったり。笑
ジョン・ファヴローも出てるらしいので、興味があればチェックを。

さて、バットマン映画と言えば、主役以上に重要なのがヴィランなわけだが、本作のトゥーフェイスとリドラーは、どうも微妙だった。
役者陣のハイテンション演技は見ていて楽しいのだが、トゥーフェイスはジョーカーのコピーにしか見えなかったし、リドリー…というかジム・キャリーの陽性のキャラクターはバットマン映画のトーンとはマッチしてなかった様な気がする。

とにかく暗くて、ヴィラン寄りの映画だった前2作に比べれば、明るくなったし、バットマン映画として見易くなったとは言えるだろう。
ただ、その分、映画として軽薄になってしまった印象も否めないし、すぐに忘れてしまいそうな映画である事も事実である。

少し内容を詰め込み過ぎてしまったのか…しかし、逆に言えば、このボリュームをよく2時間に収めたなとも思えるわけで。
帯に短し襷に長しというか、可もなく不可もないバットマン映画だった。
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