ろいろい

ボーン・アルティメイタムのろいろいのレビュー・感想・評価

ボーン・アルティメイタム(2007年製作の映画)
4.7
💠favorite line💠
"Look at what they make you give."

🎞️story&information🎞️
愛する女性マリーを殺され、未だ記憶も戻らぬままに孤独な闘いを続けていたジェイソン・ボーン。
英国の大手新聞記者ロスは、CIAの極秘計画である“トレッドストーン”の進化系“ブラックブライアー”の手がかりを追っていた。
CIAの内部告発も絡むこの記事を追い、ボーンはロスの前に姿を現すがロスは公衆の面前で射殺されてしまう――。


監督はポール・グリーングラス。

原作はロバート・ラドラムの『最後の暗殺者』。
第80回アカデミー賞では、編集賞、録音賞、音響効果賞を受賞したことで有名。

🎞️review🎞️✐✐✐✐✐✐
サスペンス・アクション映画『ボーン』シリーズの3作目。

最初に、
必ず1作目と2作目を見て下さい。
見なくても十分楽しめるけど、魅力は半減するので⚠️

ストーリーは前作の続き。
時系列的にも前作ラストの直後からはじまる。
本作では、記憶を失った男・ボーンが『ジェイソン・ボーンの出生』という最大の謎を暴くためCIAへ迫るというもの。

本シリーズはシリーズを追うごとにアクションは進化し、細部まで行き届いたドラマはより深い展開を見せていくのが特徴。
とはいえ、本作ではアクション控えめ、その代わりドラマ中心の構成。

アクション控えめと言えど、濃厚なアクションシーンはいくつもあるのでそこはご安心を👍
特に素晴らしかったのが殺し屋との戦闘シーン。
ズームを効かせたカメラワーク、視点の定まらない画面の揺れで迫力を演出していた。
その不安定な緊張感には観る側も魅入ってしまう。

また、本作でもCIAとボーンの頭脳戦は健在。
展開も早く、常に緊張感が漂っているので視聴している側も息苦しくなる。

そして何と言っても
前作『ボーン・スプレマシー』のラストシーンであるパメラとの電話シーンを本作終盤に持ってくる構成には驚いた。
1つの作品はそれ単体で完結しているという概念をぶっ壊し、尚且つ本作に引き込む役目を果たしていた。

幕引きは、
CIAに結末をつけたボーンが、殺戮兵器としてではなく、1人の"人間"として終わる非常に余韻に浸れるもの。
マット・デイモン演じるジェイソン・ボーンの完璧人間なのに不安を感じながら生きている姿がシリーズ通して魅力的だった。

第80回アカデミー賞で3部門受賞した本作、ぜひみんなに観て欲しい作品なので気になった方はぜひ!!!!

余談だけど
ラストシーンやニッキーの髪型の変化、パメラとボーンの連携があるので、
やはり1作目と2作目は観るべきだと思う。

—-✄———-✄———-✄—-
story:amazon prime参考
information:Wiki参考
ろいろい

ろいろい