けんたろう

希望の樹のけんたろうのレビュー・感想・評価

希望の樹(1976年製作の映画)
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真っ白に生きることが難しい、真っ黒な世界のおはなし。


吐き気がするほどのムラ社会。
ある男は彼らを奴隷だ奴隷だと罵っていたが、当の彼らは集団でその男を嘲笑っていた。

自分らを俯瞰して見れないことがどれほど恐ろしいことか、とても思い知らされた。


集団化した狂気はもはや止めようがなく、見ているだけで気持ちが悪い。
女神を追い詰めた彼らに天罰が下りますように。