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スプラッシュのkoyaのレビュー・感想・評価

スプラッシュ(1984年製作の映画)
4.0
1980年代のトム・ハンクスはたくさんのコメディに出ているんですね。
特にファンではなかったのですが、今、こうして見ると若い時のトム・ハンクスは、美青年というより、好青年という言葉がぴったり。
気立てのいい青年というか。背が高くて、スタイルもいい。

この映画は、20代の頃、面白かったよ、という話が出たのに未見でした。
なんか頭の隅に引っかかっていて、最近になってトム・ハンクスものを観るようになったのでレンタルしてみました。

マーメイド役のダリル・ハンナが良かったです。
『ブレードランナー』でもレプリカント役でマネキン感が良かったけれど、この映画の人間じゃないなにかの生き物感が良かったです。
水の中で息をしないでスイスイ泳ぐ所、どうやって撮ったのでしょう。

舞台がニューヨークでも、青果市場で兄弟で働く青年、アレン(トム・ハンクス)が海に落ちた時に人魚に助けられる。
人魚は、満月までの6日間だけ人間の姿になれて、好きになった青年アレンに会いに来るのですが・・・

109分あるのですが、90分くらいで、まとめてくれればよかったかも。
ダリル・ハンナのとんちんかんぶり(最初は裸で闊歩)に振り回されても、マディソンと名乗る事にする人魚の美しさと優しさにどんどん惹かれていくアレン。

お兄さんと共同で市場の仲買人をしているのですが、いい加減なような兄、フレディがいい役でしたね。映画ってこういういい脇役が必要なんですねぇ。

マディソンが高級レストランでロブスターを殻ごとバリバリ食べちゃう所がありますが、ダリル・ハンナは菜食主義者だそう。
特注のロブスターもどきを作らなければならなかったらしいです。

ただ、水泳が得意で、マーメイドのヒレ(フィン)をつけてもスイスイ泳いで、スタッフが追い付かなかったとか。水中シーンきれいでしたものね。本当に泳ぐのが身についている人でないとああいう動きはできないと思います。
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