あの名作、グッドウィル・ハンティング
のガス・ヴァン・サント監督と
マット・デイモンが再び組んだ作品。
マットはオーシャンズ11の後、
ボーン・アイデンティティの前の
まだまだ若かりし頃の作品。
そして共演は盟友ベン・アフレックの
弟、ケイシー・アフレック。
後年、年齢と経験を重ね
マンチェスター・バイ・ザ・シーで
アカデミー主演男優賞を受賞した
個性派俳優。
こんな一見、豪華なメンツが
揃っているのに
鑑賞してる人が少ないのか
レビューが少ないだけなのか。
マットもケイシーも若いけど
この布陣のドラマなら否が応でも
期待値が上がるってもんです。
物語はほぼこの2人だけ。
親友？のこの2人がドライブ中？に
立ち寄った、荒野の小道。
周りは砂と岩と草しかない場所だ。
ハイカーが通る小道から外れて
あてもなく歩き続ける2人。
その間、会話らしい会話も少なく。
同じような風景の中を歩き疲れて
そろそろ引き返そうとなったが・・
完全に迷子になってしまう。
しかし、結果的に助かったのは1人だけ。
彷徨い続けた荒野で
一体、2人に何があったのかっ！？
って聞くと、ちょっと興味が
沸いてきませんか？
サスペンスドラマ的な・・
はたまたちょっとスリラー的な・・
で、この作品。まさかの実話がベースに
なってたりします。
ほら？更に興味が沸いてきますよね？
以下、ちょっとでもこの作品に
興味が沸いた方は読まないで！
絶対読まないで（笑）
自分は前情報一切なしで観ました。
え？ジャンル的にどんな感じかって？
えーっと・・・・
すみません、説明出来ません（笑）
強いてっ、敢えて言うなら
トリップムービー？（笑）
いやホント説明出来ないんですってっ
正直に言いますっ
レビューの為にオーバー目に言うとか
じゃなく、正直に。
迷子の2人をただ追うだけなんですよ
（笑）
いやほんと、ちょっと待てぃっ
（ノブ風に）
多分ねー、台本なんか8ページぐらい
しかないと思うよ？
パンフレットより薄いかも（笑）
それぐらい2人の台詞が少ないから。
とにかく、引きの絵図らで
超長回しのシーンがやたら多くて
風景の中に2人がポツンと。
それが10分ぐらい続く（笑）
しかもその間、会話もなく
ただ2人が歩いてるだけ。
ホント、歩いてるだけっ
途中、ドリップコーヒーを入れたり
トイレ行ったりして部屋に帰って
きても、行く前に観た構図と
変わってなかったから（笑）
あと、ナショナル・ジオグラフィックの
風景映画かな？と、間違えてしまう
ぐらい山や空の風景描写が多い。
流れる雲とか夕日とか朝日とか・・
病んでんのか、ガス監督？
って心配になっちゃうぐらい。
一応ガス監督の死についての
3部作の一作目、なんて言われてますが。
ファンの方ごめんなさい。
自分には全く合わなかった（笑）
監督や出演者のメンツで勝手に
想像膨らませてた自分が悪いけど。
中盤辺りから、かなり胸騒ぎというか
ひょっとしてずっとこの調子で・・
いや、我慢した先に何かあるはず！
と、言い聞かせて観たけど。
しかし、ちょっと、若干、少し、微妙に
クセになり掛けてたのも事実だ（笑）
短時間だけどメイキング映像みたいな
のが収録されてて観たけど
カメラを移動させるドリー（線路みたいなやつ）の長さが（笑）
終わりが見えない。
そりゃ10分ぐらい長回しで歩いてる
シーン撮る為なら、あの長さは必要
だろうなぁと納得。
ちょっと褒めるなら
音楽が殆どない分、歩いて土や砂や
岩を踏みしめる音が心地良かったかな？
ラストシーンは画面の一点を
見つめながら、かなり遠い目になります
（笑）
トリップしたい方はぜひ！
