紫のみなと

ブリットの紫のみなとのレビュー・感想・評価

ブリット(1968年製作の映画)
4.1
アメリカの政治の事は分からないが上院議員ってどうしてあんなに偉そうなのか?映画に出てくる上院議員に、ロクな人がいない‥。
今回、刑事役のS・マックイーンは死ぬほどカッコいい(ペイズリー柄のパジャマで寝ぼけ眼の姿まで!)権力に屈せず生きる事がどれほど難しいか。
三半規管が弱い私は、本来なら秀逸なはずのカーチェイスのシーンを半分目を瞑ってやり過ごさないといけないのが非常に残念だが、CGのない時代にこんなシーン本当にどうやって撮ったのだろう?
最後の飛行機のシーンの緊迫感。この時代の映画を観ると現代の映画がいかに効果音や音楽で観客を扇情させようとしているかを感じる。マックイーンの、何でも映しだす水晶体の様なブルーアイを観ているだけで充分に戦慄する。
ジャクリーン・ビゼットはとっっても綺麗だけど、このキャラいるかな?と感じた。