76年製作のミステリー。 初々しい少女時代のジョディ・フォスターが主演 を務めた。 マーティン・シーンも共演している。
1人で生きることを余儀なくされ、誰も信じられなくなった主人公リンが心優しい青年マリオと出会ったことで心を開いていく。
1人で賢く生きるリンがなんとも凛々しい。 そしてマリオとの瑞々しい恋も微笑ましい。 ショパンの音楽などクラシックも劇中曲に多用され、ドラマチックな物語に拍車をかけている。 ジョディ・フォスターのアップをバックに流れる エンドロールというのも印象的。 やはりこの頃から彼女の才能は開花してたんだな 。
サイコ・スリラーにカテゴライズされていたが、 そういった作品を期待すると肩透かしを食らうの で注意。 サイコな部分を挙げるとしたら、変態ロリコン野郎に扮したマーティン・シーンが少し狂気じみてたことぐらいかな。
とりあえず、なんだか切ない気持ちになる一作。