kazu1961

フリーダのkazu1961のレビュー・感想・評価

フリーダ(2002年製作の映画)
3.8
▪️JP Title :「フリーダ」
Original :「Frida」
▪️First Release Year : 2002
▪️JP Release Date : 2002/08/02
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards :
第75回アカデミー賞 作曲賞 メイクアップ賞
第60回ゴールデングローブ賞 作曲賞
▪️Appreciation Record : 2020-771 再鑑賞
🕰Running Time : 123分
▪️Director : ジュリー・テイモア
▪️Writer : クランシー・シーガル、ダイアン・レイク、グレゴリー・ナヴァ、アンナ・トーマス
▪️MusicD : エリオット・ゴールデンサール
▪️Cast : サルマ・ハエック、アルフレッド・モリーナ、ジェフリー・ラッシュ
▪️Review
“出口が喜びて満ち溢れてるといい。私は戻りたくない”
ラテンの色彩、街並み、装飾、音楽、オープニングからテンポよく進むストーリー展開に引き込まれます。とにかくとってもアートな世界、ビジュアル、それだけでも観る価値がある作品です。
「強く生きる女性」、そんなテーマでメキシコ人女流画家であるフリーダ・カーロの47年の波乱に満ちた人生を描いています。フリーダ・カーロは、生涯にわたって200点を越える作品を世に残しており、その大半が自画像でした。そしてその作品が痛々しくも優しい印象を残すのは、自分の身の上に起きたことや自分自身をひたすらに描くことを身上とし、多くの作品を産み出したからで、 彼女の人生を映画で観ることによってより作品の理解が深まるのがもしれません。
映画としても(実際の人生なんですが)、美術センスを感じる映像、共産主義的な政治背景、ドラマチック過ぎる出来事の数々、そして主演女優サルマ・ハエックの熱演など、十分に楽しめる作品になっています。サルマ・ハエックのフリーダ・カーロ写真で見る限りとても良く似ていますねいます。繋がった眉、うっすらと生えた口ひげ、彼女の美の主張も見事に表現されています。そして、彼女の絵画の数々が作品中に巧く取り込まれているのが印象的です。

物語は。。。
メキシコ人の母とドイツ人の父の間にできた4人姉妹の3女として生まれたフリーダ・カーロは奔放な少女時代を過ごします。だが18歳のとき、高校生の彼女はバスに乗っていて路面電車との衝突事故に巻き込まれ、大怪我を負ってしまいます。一命は取り留めたものの、この時の後遺症で子供を産めなくなったうえ、重い障害と強い痛みが彼女を苦しめました。寝たきりの生活となった彼女は父の勧めで絵を描き始め、絵の才能を開花させていった彼女は奇跡的な回復を見せました。やがて彼女は壁画の巨匠ディエゴ・リベラに教えを乞うようになり、いつしか2人は恋に落ちるのでしたが。。。

▪️Overview
メキシコを代表する女性画家フリーダ・カーロの波乱に満ちた生涯ををサルマ・ハエックが主演、プロデュースを務め8年の歳月をかけて映画化。第75回アカデミー賞で主演女優賞など6部門にノミネートされ、作曲賞とメイクアップ賞を受賞した。夫ディエゴ役には「ショコラ」のアルフレッド・モリーナ、監督は「タイタン」のジュリー・テイモア。ロックフェラー役のエドワード・ノートンはノンクレジットだが脚本にも参加している。(引用:映画. com)
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