砂場

若い川の流れの砂場のレビュー・感想・評価

若い川の流れ(1959年製作の映画)
3.2
26人しかレビューしてない、、、

まずはあらすじから

ーーーあらすじーーー
■曽根(石原裕次郎)、周囲の女性がアプローチするが恋愛には奥手
北岡みさ子(北原美枝)は専務秘書
みさ子は専務のお嬢さんに、曽根をお婿さん候補として紹介していた
■曽根は専務邸に届け物をする、娘のふさ子(芦川いづみ)が出迎えた
ふさ子ははっきりした性格で、曽根は自分のお婿さん候補であること、
曽根への評価などをあけすけに述べる。曽根も言いたいことを言うタイプ
ふさ子の誘いでテニスをする、着替えを見ているふさ子
■ふさ子の母は夫の浮気に苦しんできた。秘書のみさ子についても夫が
恋愛の対象とするのではないかと、みさ子に気をつけるように直接忠告をする。
みさ子はそのようにはっきりと忠告してくれたことを恩義に感じた
そのことで自分なりの恩返しで曽根を娘のふさ子の婿に推薦したのだった。
■曽根とみさ子はステーキを食べに行ったりフランクな関係
しかし心の奥では二人は好きあっていた
田舎から曽根の両親が上京、専務の家族にも会う。
曽根の母は、みさ子は息子のことが好きなのにそれに気づかない
なんて鈍いと息子に指導
ふさ子の誕生会、曽根の学生時代の友人の室井もきていた。彼は音楽プロデューサーになっていた。ピアノを披露する室井
みさ子は部屋に室井を呼んでショスタコを聴いている時に二人はキス
室井はそのことを曽根に飲み屋で告白し、二人は泥酔
■母からの手紙で、みさ子さんのようなしなやかな体は男を喜ばす
と書いてあったのをそのままみさ子に伝えると、みさ子は怒って
出て行った。交番に駆け込み追っていた曽根が不審者扱いに、、
曽根は恋人同士なんですといい証拠としてキスをしようとするが
ふさ子は怒って逃げる

<💢以下ネタバレあり💢>
■二人の関係は硬化したが、ふさ子の母はみさ子に自分の気持ちに
素直になりなさいと忠告する。みさ子は曽根を好きだったのだ
専務の家で、ふさ子の部屋にいる二人。
二人は自分に素直になった、私はあなたを愛しています
キスをしようとするが、部屋のお着物が気になる二人
キスをしてエンド
ーーーあらすじおわりーーー


う〜ん、不思議な映画だった。
登場人物たちの恋愛論、結婚論を延々と聞かされるテイスト
みんな理屈っぽいなw
みさ子は曽根を好きなのにふさ子に紹介するなどなかなか理解できない
行動。
その動機が、ふさ子の母への恩返しという謎論理だった

曽根の母の手紙も相当えぐみがあるというか、息子への手紙に
みさ子さんのような身体は男を喜ばすとか書くかねw

まあ、公開当時の裕次郎の熱烈なファンはキスシーンでキャーキャー
になったのだろう
その境地に達していないとなかなか見どころがない映画だ
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