群青

ディレクターズカット ブレードランナー 最終版の群青のレビュー・感想・評価

2.4
作品自体のレビューはファイナル・カット版にて。
この作品は複数バージョンがあって、現時点でみんなが確認できるのは5バージョン。

1982年北米で公開されたオリジナル版。
全世界的に公開する際に修正した完全版。
1992年にビデオ発売とともに修正した最終版。
2007年のカルトとして人気を不動のものになったおかげで監督の元々やりたかった志向を現すために最新技術を使って修正・編集したファイナル・カット版。
んで1982年に戻って、北米公開する前の試写にあたるワーク・プリント版。


この作品は時系列的には4つ目の最終版。
公開当時は大コケだったみたいだけど徐々にファンが多くなりカルト的人気を誇ったためビデオ発売を機に監督に、元々はどんなの作りたかったの?という話になり変種・調整した模様。

そこでオリジナル版から削除になったのがナレーションとラスト。なるほどこちらの方がかっこいい。というかこの作品を最初に観たのはファイナル・カットな訳で、ナレーションとラストの削除の部分ではファイナル・カットと同じなのでやっと今に近づいたねという感じ笑

この最終版で追加になったのが物議を醸した主人公デッカードの夢。ラスト、彼は床に落ちたユニコーンの折り紙を見つける。そしてその夢と重ねることによって自分もレプリカントではないか?と取れる話になる、ということ。82年にコレを見て大ファンになった後、10年後にこんな追加されたらたまったもんじゃないかもしれない笑
なおファイナル・カットではこの追加が残っているのでやはり監督は判断を視聴者に委ねる意向だったのだろう。まあ続編が公開されたので、レプリカントかそうでないかには決着がついてしまっているが笑

追加部分はプラスなのでこの数値。
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