2023年劇場鑑賞4作目。
吹替で。
今作とは関係あるような関係ないような話から。
劇場で観る時、本編の一個前の映像が予告ではなく任天堂のCMだった。これが本編を見る前の映像としてすごく良かった。
様々な世代、様々な人が様々なマリオのゲームを楽しんで遊んでいる。
その楽しい姿に、あなたの初めてのマリオは何でしたか?あなたたちのおかげでマリオは大きな世界が出来上がりました。
と言われてる気がしてとても感動した。
関係あるような関係ないようななんだけど、マリオへのリスペクトとマリオだからこそやれてきた色々な作品のオマージュが捧げられている今作と同じ構造のような気がするんよね。
ということで本編のレビューなんだけど可もなく不可もなく楽しい。まさにスタンダードなマリオの映画で、そういう構造ががなんだかマリオというゲームのある種のベーシック、ある種のスタンダードとシンクロしていて見事だった。
意図的な横スクロール演出、訓練と称したゲームさながらのステージ。ついでにピーチにふわりとホバリングさせる。シーンと連なるゲームからの曲拝借。ピーチとマリオの恋愛ではない仲間としての関係性、クッパの悪すぎない憎めない悪役像、などてんこもりで観ていて楽しい。
ドンキーやカートも出してレインボーロードも出してくれたり、もうファンにはたまらないであろうサービスの数々。
しかもマリオがすごいのはマリオというゲームをそこまでやったことがなくても、ああこのシーンはゲームからかな?とわかるその圧倒的な知名度。
説明はせずとも分かってしまう、その知名度こそが観客にストーリーの没入感を加速させてしまう。
そこらへんの映画にある説明なんてものは今作にはいらねえ。君たちはもうそれを今まで生きてきた中で知っているはずだ、という圧倒的な信頼感が凄すぎる。ここまで観客に委ねてもなんの破綻もない作品もすごいと思う。
そりゃすげえ興行収入出しますわ。だって世界中のみんな知ってるもんねこのヒゲ男笑
知ってるから見に行ける、という地盤の強さ。つええー笑
個人的にはこれを成功させたんだから、イルミネーションさん。
スターフォックス、メトロイド、ゼルダの伝説、カービィとやってさ…やって欲しいですよ。
ユニバースものするなら今ですよ。
他の会社はコケてもこれらのキャラクターたちの知名度があれば絶対成功すると思うんですよ。
みんなが知ってるということはみんなが足を運ぶんですよ。
やって欲しいな…
ニンテンドーオールスター!
スマーーーーーーーッシュ!!
ブラザーーーーーズ!!!