このレビューはネタバレを含みます
誘拐されるまでに時間をかけすぎw なんでそんなに手間暇かけて近づくのか、と。最後に力づくなら最初から力づくでいいじゃないか…などと野暮な突込みを入れたくなるほど本題までが長い。前作と同じような展開にならないように腐心しているのは分かるけど、殺す側のへんな迷いなんかが入っていまいち緊迫感が薄くなった気もする。ラストの逆転劇は、しっかり前振りがあるけど少々強引な設定ですなw
冒頭は1からの続きとして描かれるけど、生き残りがあっさり死んで完全に顔見せ程度。話が本作の主人公になってからも、列車の中の意味ありげな老人はあまり生かされず、助けようとしてくれた青年とか、どうも取ってつけたような展開もチラホラ。その辺は時間稼ぎに見えなくもない。殺人描写は、相変わらず趣味は悪いけどインパクトは弱くなったかな。