群青

ゴジラ FINAL WARSの群青のレビュー・感想・評価

ゴジラ FINAL WARS(2004年製作の映画)
3.0
地味にタイトルデザインがセブンのカイル・クーパーという笑 変なところで豪華な28作目はシン・ゴジラが公開されるまで日本版ゴジラの最後を飾っておりました。最後ということもあってゴジラのかっこよさと怪獣たちのかっこよさをふんだんに盛り込んだお祭り作品となっております。

登場怪獣
バラン
ゲゾラ
バラゴン
ガイラ
チタノザウルス
メガギラス
マンダ
ラドン
アンギラス
キングシーサー
カマキラス
ジラ
クモンガ
エビラ
ヘドラ
モスラ
ガイガン
ミニラ
モンスターX
ゴジラ

お祭りというだけあってオールスター感が半端ないぞ!順に説明します。

ガイラ、ゲゾラ、バラゴン、バラン、チタノザウルス、メガギラスは冒頭に過去作の流用としてチラッとでてくるので勘定にはほとんど入りません笑 しかしバラン、バラゴンだけでもマイナーなのにそこにゲゾラ、ガイラを入れるところがすごい。見てる人が見たらあっ!アイツもアイツも!となります笑

マンダは怪獣総進撃からの久しぶりの登場。実に36年ぶり。デビュー作と同じく轟天号と戦いを繰り広げます。そう。今作には人類最後の希望として轟天号が出てくるんです!マンダの方はあっさりやられます。物語の導入としてのかませ犬、いやかませ龍笑
轟天号はその後人類側の最後切り札として活躍します。活躍しまくります。

ラドンはニューヨーク、アンギラスは上海、キングシーサーは沖縄、ジラはシドニー、カマキラスはパリ、といった感じで最初に世界各地を襲います。どいつもこいつも今までの作品よりデカく重くそしてかっこよくなっています。
中でもラドンは超高速に磨きがかかり、アンギラスは今まで使うことがなかった背中のトゲを利用した新たな技まで習得しています。さすがゴジラの元相棒!笑

コイツらは最初は暴れまわるだけだったが中盤は再度各地を襲います。これをどうにかさせるために轟天号を利用してゴジラを目覚めさせる!というのが今作のストーリーです。そう。ゴジラ無双でもあるのです笑

アンギラスもカマキラスもクモンガも新技でゴジラに立ち向かいますが、ゴジラには全く効かず。キングシーサーにいたってはアンギラスを使ってゴジラとサッカーする始末笑

ジラは姿がまんまハリウッドの例の大トカゲ。CGでの出演でゴジラの看板を狙うが一瞬でKO。その際のX星人のセリフに注目!笑

エビラは序盤は人類にやられちゃいます。今作では人類側のDNAに新しい塩基を発現させ人間単体でもある程度怪獣と戦える力を備えております。そのチームとエビラは戦うのだがエビラが押され気味なんです!!初登場ではおもいっきし人間食ってたのに…笑
さらに再登場時はヘドラと吹っ飛ばされるところから始まります。もはやバトルも端折られる!!笑
好きな怪獣なのにー!笑

怪獣達がどんどんやられる中、ガイガンはひときわ悪役として目立っています。新デザインになりかっこよさが倍増!しかしやられ方もダサさ倍増になっております笑

ミニラ、モスラは人類側の怪獣。ミニラは泉谷しげるとコントじみた会話をします。おれはベビーゴジラ派なのでこいつに親近感は湧かねえ!笑
モスラはフッサフサ。長澤まさみ小美人と一緒にガイガンを相手に大怪獣空中決戦を繰り広げます。

モンスターXは今作のボス。
そもそも今作の黒幕はX星人の仕業なんですね。X星人は怪獣大戦争で、ライムスター宇多丸のような奴らでしたが、今作は北村一輝。名前を見つけただけで演技が容易に想像できる稀有な俳優ですね笑
そうです。キモい演技してます笑
モンスターXはX星人の切り札として地球に送られます。その時の乗り物が…

妖星ゴラス!

あのゴラス!ここで妖星ゴラス!轟天号といいゴラスといいゴジラシリーズの総決算でなく、東宝特撮の総決算でもあるのが今作なんです!今までの作品を見てると感動は5割増しでしょう!

そしてその強さは実際に観てみましょう。
マンガによくある変身も残しているぞ!


ゴジラはFINALゴジと呼ばれるたくさんの怪獣と戦うため、今までで一番アクションが出来る造形になっています。一言で言うと細マッチョ。つくところに筋肉が付いているがつきすぎてはいない。精悍な顔立ち。シリーズ1戦闘に特化したお姿!
強さも歴代最強かも。とにかく倒しまくるし、ここぞというときに使う熱線の威力も最強。とにかく当たった相手は死ぬ!という勢い笑

ミュータントと呼ばれる進化した人類を演じるのはTOKIO松岡とぱーふぇくとぼでぃケイン・コスギ。
アクロバティックなアクションを繰り広げる!今までのゴジラシリーズにはない体術アクションがあるぞ!!
しかし観る人にとっては賛否両論。そんな要素いらねえ!怪獣を見せろ!となっている。
個人的にはまあお祭りなんだしこういうのもいいんじゃね派です。
でもイメージより結構な尺があります笑 それもそのはず監督が北村龍平な訳で。それはもうクドクドした演出!

体感としては怪獣バトル6、人間バトル4です。そのくらいあります。
最後にふさわしい作品だと思うがめっちゃ面白いかというとそんなに、という微妙な立ち位置な作品です。僕は好きだけど笑
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