爽やかでペットみたいで飾らないＡＶ男優と、フランス帰りのピュアでヴィヴィッドな博物館員女子との、ほのぼのさせる大正解な純愛。観てて嬉しかった！
ヤスミンの人気作『細い目』と同じに、きらめくような等身大の青春の魔法があった。それでいて、変態。楽しすぎるでしょ！
夏のリラックス。楽しめるように作ってあるんだもん。
主演が絶対にこの二人じゃなきゃいけなかったこと。
スイカが不可欠だったこと。
ミスターイトウの夏期限定販売スイカチョコチップクッキーをスイカと一緒に口に入れて幸せな噛み噛みに励んでるサマーな私と今すごく合致する、ホットでクールな作品であること。
そういう真理たちが迸る、ドラマティックなラスト！！
ほんと、ヤスミンの最善さとツァイの最高さがわかってれば、正しく生きれるよね。自・信・増・し・ち・ゃ・っ・た。
ところで、、、
幼い頃、マリ家では、夜ごはんにスイカが出ると、翌朝の味噌汁にスイカの残片（白いぶ厚いところ）がドカドカ入れられた。毎夏の母の奇習だった。私も兄も、怯えてた。「ｺﾚｯﾃ…」「児童虐待ﾀﾞﾖﾈ…」とひそかに話し合おうとしたが、母の愛は絶対なので二人とも何も言えなかった。父は、わりと美味そうに（というか当然という感じで）食べてたみたいだった。
白いところだけならズッキーニみたいでいいけど、ところどころに甘っぽい赤いのがこびりついてるのが、つらかった。
［つたや］
