"若い頃は自分が歳を取るとは思わんな"
"最悪なのは、若い頃を覚えていることだ"
【STORY】
喧嘩して長らく絶縁状態の兄が倒れた。
73歳のアルヴィン・ストレイトは、時速8kmのトラクターで、500kmほど遠くに住む兄のもとを目指す。
【一言まとめ】
●超スローなロードムービー
●人生経験が染み渡る
●様々な人との心の触れ合い
●リンチ監督っぽいエグみがない
【感想】
《D. リンチ3貫》2貫目
初鑑賞❗️
おじいさんがひたすらゆっくり進んでいく、スーパースローなロードムービーです。
軋む身体と軋むトラクターを奮い立たせてひたすらに兄のもとを目指すアルヴィンが、出会う様々な人々に温かく接し、そして温かく接され、熟練の人生を感じさせていく様は静かにゆっくり心に染み渡りました。
自分が歳を取るたびに、戦死した仲間の失ったものが大きくなるという話が苦しかった…
枝が折れる折れないって話、毛利元就の三本の矢に似てるというかまんまですね。どこでもその類の教えは分かりやすく心にも響くものですね。
鹿の女性は可哀想過ぎて笑いました🦌
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観た回数:1回
直近の鑑賞:レンタルDVD(20.09.02)