HK

お坊ちゃまはラッパー志望のHKのレビュー・感想・評価

お坊ちゃまはラッパー志望(2003年製作の映画)
3.0
ライアン・オニール享年82歳の追悼作品としてセレクト。合掌
私の場合は公開当時に観た『遠すぎた橋』(1977)や『ザ・ドライバー』(1978)あたりでR・オニールのイメージは止まっているので、できるだけ最近の出演作を探してみました。
本作はそこから25年後、それでも今からだと20年前の作品ですけど(45年も経ってた!)。

普段なら完全スルーの邦題ですが、原題は“Malibu's Most Wanted”(マリブの最重要指名手配)で、ちょっと印象が違います。
世間知らずのお坊ちゃま育ちでラッパーに憧れる青年がある事件に巻き込まれる(?)ゆるいB級クライム・コメディですが、それなりには楽しめました。

R・オニール(当時62歳)は主人公の父親で選挙を控えた知事候補の役。
素行の悪い息子の存在が選挙に悪影響を与えないかと頭をかかえています。
追悼と言いながらR・オニールの出番が僅かだったらどうしようと心配でしたが、第二の主役(?)と言っていいほどの活躍ぶり、それも愛すべきキャラだったのでホッとしました。
風貌も訃報の記事に載った近年の写真に近くなってましたね。

本作の主役(R・オニールの息子役)の方はジェイミー・ケネディ(当時33歳)。
『スクリーム』シリーズに出演しているらしいものの、知らない人だと思ったら『トレマーズ』シリーズの5~6作目の主人公バート・ガンマー(マイケル・グロス)の息子のトラヴィス役もやってます。顔は全く憶えていませんでしたが。

それと、R・オニールの妻役がなんと『テン』『類猿人ターザン』などのセクシー・ダイナマイト(←死語?)のボー・デレク(当時47歳)。エンド・クレジットで知ってビックリしました。
HK

HK