あられ

病院坂の首縊りの家のあられのネタバレレビュー・内容・結末

病院坂の首縊りの家(1979年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

不気味な事件で、殺人シーンでは、すさまじいほどの鮮血がブシューってしますw グロテスクな生首。たくさんの血しぶきを上げつつ、死に際でいつまでも遺言喋ってるシーンは気味が悪かったw しかも、それが全く復讐になってないとか…😆

金田一耕助はもう初対面で犯人である人物に疑念を抱いていたようだし、そっくりさんを使ったお手軽なトリックだしで、推理ものとしては出来が悪いですね😆

そして、物語の人間関係が複雑すぎてわかりづらいです。肉欲に溺れたややこしい血縁関係。果ては写真館でのハメ撮り写真とか…。好色男に翻弄された女たちの悲しい物語でした。

お茶目で飄々とした日夏黙太郎を演じる草刈正雄さんの演技が、エネルギッシュで高評価。二役を演じる桜田淳子さんの演技も思いの外良かったです😊

冒頭とラストに原作者の横溝正史先生&奥様が出演してます。横溝先生のびっくりするくらいの棒読みがとても可愛らしくて、ドロドロ愛欲まみれのストーリーの中で、まさに一服の清涼剤のようでした😊
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