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犬神家の一族のkazu1961のレビュー・感想・評価

犬神家の一族(1976年製作の映画)
4.0
▪️JP Title :「犬神家の一族(1976)」
Original : ※※※
▪️First Release Year : 1976
▪️JP Release Date : 1976/11/13
▪️Production Country : 日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record : 2020-671 再鑑賞
🕰Running Time : 146分
▪️Director : 市川崑
▪️Writer : 長田紀生、日高真也、市川崑
▪️MusicD : 大野雄二
▪️Cast : 石坂浩二、島田陽子、あおい輝彦、川口晶、坂口良子、原泉、草笛光子、大滝秀治、岸田今日子、加藤武、高峰三枝子、三國連太郎
▪️My Review
1970年代、日本映画界に新たな歴史を残した角川映画の記念すべき第1作作品です。本作をかわきりに、横溝正史ブームが巻き起こりました。市川崑監督と石坂浩二演じる金田一耕助の黄金コンビの作品です。
横溝正史の名作探偵小説を、市川崑監督が絢爛たる映像美とず抜けたセンスで描き、推理小説を超える大エンターテインメント作品としました。当時大ヒット、大きな話題となりました。
よれよれ袴にボサボサ頭を掻きながら、推理をする名探偵金田一耕助を原作通りに映画で登場させたのは、これが初めてなんですね。
残酷な物語にもかかわらず、優雅で美しい大野雄二の音楽も実に効果的で、思わず『カリオストロの城』を思い出すような音楽でした。主題曲「愛のバラード」も有名になりました。
また、横溝正史本人もゲスト出演(民宿・那須ホテルの主人役)しているんですね。
そして、なんと言っても鮮烈な飲食だったのは、
「水面から突き出た足」のシーンや不気味なマスク姿の佐清。。。インパクト大でした!!

物語は。。。
旧家の名士犬神佐兵衛の遺言状が公開されますが、莫大な遺産の相続者は佐兵衛の恩師の孫娘である野々宮珠世と結婚した者と記されていました。佐兵衛の孫にあたる3人の男はそれぞれ珠世を我が物にしようと企むのですが、やがてそれは連続殺人事件へと発展していきます。。。

2006年(平成18年)には市川・石坂のコンビでリメイク版が製作されました。リメイク版も石坂が金田一を演じています。

▪️Overview
名探偵金田一耕肋を主人公にした横溝正史の同名小説の映画化で、湖畔にそびえる犬神邸に次々と発生する怪奇な連続殺人事件に挑む金田一耕肋の活躍を描く。脚本は「反逆の旅」の長田紀生と日高真也、市川崑の共同、監督は「妻と女の間」の市川崑、撮影は同じ「妻と女の間」の長谷川清がそれぞれ担当。(引用:映画. com)
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