【マーフィー、あなたなの？】
血とゲロを撮ったら右に出る者はいないポールバーホーベン監督のSFクライムアクション映画。
成人指定レベルの暴力表現と制御不能なディストピアをフルスピードで駆け抜ける、血湧き肉躍る痛快娯楽大作だ。
《近未来、犯罪と欲望が蔓延る世紀末と化したデトロイト。
警察を傘下に収める巨大企業オムニ社は、都市計画と犯罪撲滅を図るために人間の代わりとなるロボットの開発を進めていた。そんな中、凶悪犯を追っていた市警のマーフィーが一味になぶり殺しにされて殉職。しかし、彼はオムニ社によって人体改造され、最強サイボーグ警官"ロボコップ"となって蘇ったのだった！》
人の醜さとマヌケさとムチャクチャっぷりがこれでもかと言わんばかりに大炸裂した社会風刺な物語。
世も末だなと思った時によく観てる。
オート9とかED-209とか、造形がホントにカッコ良いんですよね。
あとコブラ砲。
悪党に全てを奪れ、社会から都合のいいように利用された男が、己の意志を取り戻し、法を守る警官として巨悪に立ち向かってく姿にカタルシスを感じる。
終盤のマカロニウエスタンな展開とあのラストシーンが堪らない！
世も末だろうと負けてたまるかよ！
「君、名前は？」
「マーフィー」
"ROBOCOP"
