しろくま

ロボコップのしろくまのレビュー・感想・評価

ロボコップ(1987年製作の映画)
3.6
《警察が民営化されたら…》
〝現代テクノロジーの粋を結集して作り上げられたロボコップは、抜群の反射神経とコンピュータによる記憶装置を持ち、完璧に市街地の治安を守れるようにプログラミングされている〟

犯罪が横行する近未来のデトロイト。ギャングに殺された警察官・マーフィはオムニ社が開発したサイボーグ・ロボコップとして蘇るけど、本作のように遺体の生体部分を部品として機械に埋め込むとなったら、機械の比率の方がめちゃめちゃ多くて、これってほぼほぼロボット。それなのに、亡くなる前の記憶がフラッシュバックして、自分は何者か苦悩する悩み多きヒーロー。最終的には、警察官の職権を利用して、自分を殺したギャング相手の〝やられたらやり返す〟復讐劇に。

それにしても、残酷描写が多すぎてびっくり。まともじゃない奴がまともじゃない死に方をしていくので自業自得っていう感じだけど、あまりにグロ過ぎて、可哀そうになる。悪い奴らをやっつける時の爽快感はないね。

ロボコップの敵キャラED209シリーズ防犯ロボットのフォルムもかなりかっこいいけど、階段を降りれないのって致命的。こけたら立ち上がれないっていうのも問題外。警察業務を民間に委託することになっても、こんなロボットには任せられないね。

視聴メモ:2023.01.28/019/GYAO(吹替)
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