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麗しのサブリナのkazu1961のレビュー・感想・評価

麗しのサブリナ(1954年製作の映画)
4.0
▪️Title : 「麗しのサブリナ」
Original Title :「Sabrina」
▪️Release Date:1954/09/17
▪️Production Country: アメリカ
🏆Main Awards : 第27回アカデミー賞
アカデミー衣裳デザイン賞 (白黒部門)
第12回ゴールデングローブ賞 脚本賞
▪️Appreciation Record :2020-170 再鑑賞
▪️My Review
ビリー・ワイルダー×オードリー・ヘプバーン×ハンフリー・ボガード×ウィリアム・ホールデン、このメンバーで面白くないわけがないですね!!
「ラヴィアン・ローズ」のメロディに乗って展開する最高にロマンチックな三角関係を通して、サブリナの美しさに改めて魅了されました。この映画はオードリーの美しさと、ロマンチックな曲が、その華麗な味わいを作り上げていると思います。
映画『ローマの休日』に続くオードリー・ヘプバーンの2作目にあたる本作、『ローマの休日』の時はノーブルな輝きを発していましたが、この映画では等身大の20歳の瑞々しい美しさで観るものを魅了していきます。
ビリー・ワイルダーらしい、起伏に富んだストーリーテリングとコミカルさ、そして愛することの辛さを見事に描いています。特にサブリナがキスと抱擁をディビットに求める時の表情、ライナスへの想いとの葛藤が見事に描かれていて、グッときました。
ハンフリー・ボガードやウィリアム・ホールデンの存在感に全く怯むことなく、輝いているオードリー・ヘプバーン、みのらぬ恋を忘れるため過ごしたパリから帰ったサブリナの美しさには圧倒されます。
この作品でヘプバーンは、本当のファッションアイコニスタになりました。チェックのシャツに白いショートパンツのスタイル、などジバンシィとのコラボファッションは当時、観る者を感嘆させました。。。
本作は、サブリナパンツというファッション文化を生み出したことでも有名です。本作のエンディング近くに着用した黒いスリムフィットの八分丈パンツがセンセーションを起こし全世界の女性を虜にしたんですね。ジバンシィとヘプバーンがこの作品を通して出会ったことで、後に世界のファッションに大きな影響を及ぼすことになります。オードリー以前に、ファッション界に影響を与えられる映画女優はいなかったんですね。
ストーリー、脚本、キャスティング、そしてヘプバーンとファッション、言うことなしの作品です。

▪️Overview
オードリー・ヘプバーンが「ローマの休日」の翌年に出演した作品で、ビリー・ワイルダー監督によるロマンティックコメディ。大富豪ララビー家に仕える運転手の娘サブリナが、富豪の次男に恋をする。父親や使用人仲間は不毛な恋を忘れさせるため、サブリナをパリへ送り出す。2年後、サブリナは洗練された淑女となって帰国。その変貌ぶりに、次男やその兄は使用人の娘であることに気がつかず……。(引用:映画.com)

出演は、ハンフリー・ボガート、オードリー・ヘプバーン、ウィリアム・ホールデン。
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