三郎丸

ベルセルク 黄金時代篇 I 覇王の卵の三郎丸のレビュー・感想・評価

2.9
【キャラがペラッペラに見えます…】

ベルセルクは原作含め、とにかく画力に衝撃を受けた作品。
中世の戦乱の世のサクセスストーリーからいきなり、主人公と観賞者に禍々しい怪物たちを解放させ、その後のバトルへのハードルをグンあげするジェットコースター的なダークファンタジーの映画化!

黄金時代編は2作品で描かれるようなので中途半端な作品になるのは仕方ないかなと思ってましたし、何よりこの作品のレビュー数の少なさよ…

この作品が一番キツイのは
【テレビシリーズと相違ない】
ということ。
同じ話の流れをテレビシリーズ観て、同じような話を見に、わざわざ映画館へ足を運ぶのか?
相当なファンじゃないと…何故映画にしたのか?

二番目にキツイのは…
CG処理画像による迫力のなさ。
テレビシリーズの方が圧倒的に迫力がありました。
陰影が甘いので、皆ペラペラに見えるしそれに引っ張られてるのか、なんだか戦いも迫力に欠けます…

原作も停滞気味なので、エヴァンゲリオンみたいに、造り直して欲しい…

主人公ガッツの、どこか孤高で、ひたすらに自分の強さへの探求心を求める感じは相変わらずなので、ソコはオススメです。
騎士団に所属してるのに拭えぬボッチ感はとても人間味があるので好きです。

とりあえず、連載はキチンと終われるのか?
アニメにするならするで、中途半端なグロさは作品の足を引っ張ると思います。

原作をしっかり読んでいるが故、この映画シリーズはもう観ないですね…
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