三郎丸

ゴーストバスターズ/アフターライフの三郎丸のレビュー・感想・評価

3.5
【シリーズ最終話であればアリ】

お話は、
都会での生活が苦しく、母と兄の3人で田舎町へと引っ越してきたフィービー(マッケナ・グレイス)。町では、30年間にわたり原因不明の地震が頻発。祖父が遺した古びた屋敷で暮らし始めた主人公は、リビングの床にほどこされた奇妙な仕掛けに気づく。さらに屋敷を探る主人公が祖父の地下研究室で目にしたのは、見たことのないハイテク装備の数々だった。
祖父がかつてゴーストだらけのニューヨークを救ったゴーストバスターズの一員だったことを知ったフィービーだったが、床下でみつけた〈ゴーストトラップ〉と呼ばれる装置を誤って開封してしまう。それをきっかけに不気味な緑色の光が解き放たれ、町ではさらなる異変が起こり始める…

前作の女性バスターズの失敗を踏まえたのか、 キャスティングは良かった。(総じて個性が控えめ!良いぞ)
主人公フィービー(マッケナ・グレイス)の理系オタク少女。雰囲気に不思議な魅力があった。
【過去メインキャラに寄せた】
リスペクトを感じる。これも嫌いじゃないです。
フィービーの友達役の「ポッドキャスト」の軽さが小気味良い。一瞬
【またまたガチャつきキャラの誕生かえ?】
と不穏な空気を感じましたが、出過ぎなくて良かった!
サマースクールの若干キテレツ先生は、【アントマン】。前作の【マイティ・ソー】にはだいぶ良いのを喰らいました…

本作品は、
主人公達が早々にゴーストバスターズとして行動を起こす展開も良かった。
ゴースト退治の成長下地を作りつつ、
【1作目をなぞる】
オリジナルメンバーは出るのか?
という鑑賞者の期待を裏切らない登場タイミング、オリジナルメンバー
の活躍、親子愛という部分含めシリーズ最終話であれば凄く良いと感じました。

ビル・マーレイ
・ゴーストバスターズ3作目は辞退していたらしいですが、しっかり出ます。
・他作品では、よぼついた老人演じてる傾向ですが、本作品ではビッとしてましたよね。
・バスターズと言えばマーレイな印象を受けていましたが、時が流れて前に出る感じが無くなりましたね。
バスターズ発案者のダン・エイクロイドのほうがちゃんと出番あってとても良い。

ハロルド・ライミス
・何も言葉を発さなくても(逆にそれが良かった)愛情が伝わった…バスターズの面々の表情…演技ではない何かを感じました。

これ以上は、オリジナルメンバーに頼るのはちょっと老い過ぎですし、
本作品キャスト(前作の女性版は全員完全クビとして)を頑張らせてもゴーストを倒す流れにパターン(1作目以上の敵が生み出せないが故、マシュマロマン等々に頼った感)が無い、これ以上作品の雰囲気を変えると別モノになってしまうことからシリーズ終了で良いのでは?と感じました。
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