三郎丸

CUBE 一度入ったら、最後の三郎丸のレビュー・感想・評価

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)
1.8
【サイコロステーキ】

ぶっちゃけこのシリーズお腹いっぱいですが、最後に本作品を鑑賞。

主人公(誰が突然死ぬかわからないような作品に敢えて主人公を据える必要はない)に菅田将暉。
平穏な日々から突如始まるCUBE地獄からの脱出を目指しますよー

本作品を観ていて気になったのが、
【登場人物が特段パニックもなく脱出に向かってしまっている】
「何度か訪れたことありますか?」ってなぐらいスムーズ…
設定として特殊で理不尽なハズなのに…ぜんぜんのぜん悲壮感もない…

すいません…こりゃダメだぜよ!ポイント!!
・有名俳優を使い過ぎ。
作品設定として狭いところですので、名の知れた俳優ばかりだと妙に造りっぽさばかり際立ったかな…
・過去に色々あったと思料される登場人物らが何も告白しないまま作品が終わるという何とも中途半端感…
チラチラ何らかのエピソードありそうな人物がいたにもかかわらずスっと退場させるおあずけ感!
何なの!?エピソード織り交ぜることないならキャラに変な含み持たせんな!!
・カッコつけ俳優こそ派手に死ぬベし!!
事務所NGなのか知らないけど、本場は身体がドロドロの牛テール様みたいになってたやん?
恐ろしいトラップにド派手にかかって死ぬから【恐怖感を煽る】事務所縛りあるならもっとマイナーな俳優さんでやったら良かったと思う。&
終盤、子どもこそ例えばサイコロステーキ状になっちゃったで
「最後に油断すんなって!」
とツッコミを入れたい自分がいました。これは本当に減点。
【セオリー】みたいなモノは裏切るためにあると思います。

邦画でCUBEをやりたかった監督の意図は本当に伝わりづらいし、ストーリー展開も(通路の数字、被験者が狂っていた等々)既視感丸出し男ですぜ…
トラップも新鮮味もクソもないですし何度となく首かしげてしまいました。

個人的には菅田将暉が
【柄本時生と同じトラップに引っかかる】
「主人公かと思いきやサイコロステーキですやん」
ぐらいの斬新さが欲しかったな…絶望から這い上がるよなカッコいい演出は不要よ。
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