円柱野郎

劇場版 銀魂 新訳紅桜篇の円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

劇場版 銀魂 新訳紅桜篇(2010年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

空知英秋原作のTVアニメから、人気エピソードの紅桜篇を新作カットを入れながら再構成したの劇場版。

原作はたまに読む程度でTVアニメはほとんど観ていないので、このエピソードもTV版の再構成という部分では比較できないのだけど、全体的には展開が速い印象だったかな。
調査関係はそこそこに一直線に話が進んでいるというか…。
総集編の様なぶつ切り感はなかったので、これはこれでまとまっているとは思う。
けど、基本的にメインストーリーは見せ場となるアクションとシリアス風味の展開が中心だったので、中盤にももう少しバカみたいなギャグは観たかった気はするかな。
エリザベス絡みのギャグは面白かったけど、まあ無理にメインストーリーの流れを止める必要はないのでこれはこれでいいか。

その代わり、振りきれたジョークはオープニングとエピローグに集中していたので、そこでは大いに笑わせてもらいました。
本編に絡めなかったキャラが大挙して登場するエピローグはメチャクチャだなw
冒頭でのワーナーブラザーズネタが振りになってるとは…というかあの雑なワーさんとナーさんのデザインは何だw
個人的にはメタなネタが大好きなので、オープニングとエピローグは楽しかったですよ。

映画単品で観ると、岡田似蔵と紅桜を倒したものの、その他の決着はつかないので若干消化不良な感じはするが…。
(春雨の存在もそれに拍車をかける。)
まあこればっかりは原作の一部のエピソードをまとめただけなので仕方がない。
原作を読んでいる者なら、ここで鬼兵隊との決着がつくわけではないなども当たり前の事なので問題ないのだろう。
そういう意味ではオープニングで「こういった類のアニメ映画はそんな基本設定を知ってるファンしか来ないんだよ」「一見さんお断りアル」と銀さんと神楽が言ってた通りなんですかねw
円柱野郎

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