短文感想
観るつもりはなかったけれど、沢田研二が出ていたので気になって、始まってしばらくしてから鑑賞。
2006年の作品だから、この当時沢田研二は58歳。若い頃カッコ良過ぎた為に別人のようになってしまった今の彼には残念な気持ちしかないのだけれど、この頃はまだ昔の片鱗もあり、良い歳の取り方をしているな〜と思わされた。彼はこういう頑固オヤジみたいな役、演じたかったんじゃないかな。(願わくば、このくらいで留まってほしかった…)
が、歌手であるだけにとにかく声が良い!
そして、関西弁が上手いな〜と思ったら、京都出身だったんだな♪
三姉妹の長女が本上まなみ、次女が上野樹里、三女が中村静香。こちらも関西出身で固めてる!美人三姉妹♪
和歌山の長閑な街を舞台に、小さな電気店を営むオヤジの熱血仕事ぶりと次女の成長を描いたお話。
シリアスでもコメディでもなく、何となく先が読める展開かもしれないけれど、私は好きだったな♪
古き良き時代のほっこりした近所付き合いや、忘れかけていた親子の絆が良かった。
昔、こういう電気屋さんが町内に一軒はあったよね〜専門性を活かせて、身近な人達のお困り事に寄り添う素敵な仕事だと思う!
便利さと引き換えに、実は私達は大事な物をなくしているんじゃないか?もう昔には戻れないにせよ、コスパとかタイパとか言われる今の時代だからこそ、こういう原点回帰の視点が必要なのでは?…なんて最近思ったりしていたから、なんか染みたなぁ。。
うっかり3年前に亡くなった父のことを思い出して、久しぶりにしんみりしてしまった。
こんな風に親子でぶつかり合えるの、羨ましい。
私も父から教わった事を大切にしているから、懐かしい気持ちになった。
ラストのお父さんの言葉、さもありなんで笑ってしまったよ。(ここは、予定調和ではなかった!笑)
仕事に疲れた時、思い出そう。
頑なだった次女のしなやかな変身に期待♪
観ていて温かい気持ちになれる作品だったな〜
監督がフォロワーさんのお知り合いとのことで、細かい所の解説が読めて、より楽しめた♪
素敵なレビューをありがとうございました🙇♀️