kazu1961

80日間世界一周のkazu1961のレビュー・感想・評価

80日間世界一周(1956年製作の映画)
3.6
「八十日間世界一周」
原題「Around the World in 80 Days」
1957/7/20公開 アメリカ作品 2017-271
アカデミー賞作品賞再鑑賞シリーズ
1957年第29回 アカデミー賞作品賞

名のごとく、「観光映画」ですね!
大プロデューサー、トッド自身の肝煎りで開発された「トッドAO方式」でワイドスクリーン撮影されたお金のかかった大作で、日本を含む世界各国の多彩な風景をカラー撮影で楽しめる観光映画に仕上がっています。ストーリーはもとより、約3時間かけて世界各地の観光シーンを巡っていくそういう作品です。
日本のシーンは時代考証含めて必見、どうしても中国とかぶるんですよね。でも富士山の美しさは素晴らしい!!
ボーっと眺めるには良い作品かもですね。
また、「カメオ出演」と名付けられた初めての作品で、数十人の有名な俳優が部分部分に入れ替わり立ち替わり登場したので(フランク・シナトラやマレーネ・デイトリッヒなど)、観客にとっては「スターを探せ」ごっこを楽しむことができ作品の魅力を高めたようですね。

19世紀末に発表されたジュール・ヴェルヌの同名小説の映画化。登場人物に各国有名スターを総動員しての冒険映画で製作費に700万ドル費やしたという大作。マイケル・アンダーソンが監督した。デイヴィッド・ニーヴン、コメディアンのカンティンフラス、シャーリー・マクレーンの3人。そのほかシャルル・ボワイエ、マルティーヌ・キャロル、ジョン・キャラディン、チャールズ・コバーン、ロナルド・コールマン、ノエル・カワード、マレーネ・デイトリッヒ、フェルナンデル、トレヴァー・ハワード、さらにグリニスジョーンズ、バスター・キートン、イヴリン・キース、ピーター・ローレ、ヴィクター・マクラグレン、ジョージ・ラフト、フランク・シナトラ、レッド・スケルトンなど。なおこの映画は1956年度アカデミー賞のうち作品賞、脚色賞、色彩撮影賞、正劇及び喜劇音楽賞、編集賞を獲得した。
kazu1961

kazu1961