じょにー

スパイダーマン2のじょにーのレビュー・感想・評価

スパイダーマン2(2004年製作の映画)
4.4
正直、遠い昔に1度見たっきりであまり覚えてなかったんですけど、始まったらもう「あ〜これこれ!」というシーンの連続だった。

前作からさらに踏み込んだヒーローとして/個人としての生き方に葛藤する人間ドラマはラ・ラ・ランドを彷彿とさせる。ピーターが自分にとって何が大事か、どんな道を歩むべきなのか悩んで、今回でようやくスパイダーマンが親愛なる隣人になったように思えた。
モヤモヤの箸休めにはスパイダーマンならではのアクション。一発できっちり爽快感をもたらして、しかも互いに引き立て合うという寸法。これは名作ですよ。
違うドクターも出てくるしね。(名前だけ)

MJは相変わらずあっちに行ったりこっちに来たりするけど、そうじゃないんだ。そうじゃなかったんだ。お互いに最良を求めてて、そんなのありえないって知ってただけだったのか。それをたったワンシーンでわからせるなんて、、、。
スパイダーマンってこんなに大人向けだったっけ?今だから気付ける名シーンや名セリフが多すぎる。そりゃ中学生やそこらでこの作品見たら記憶も薄れますよ。
ただ最終的にはその最良もありえちゃうっていうのがアメコミのトーン止まりだったかな。求めすぎなんだろうけどもう一歩うまい噛み合わせが欲しかった。

それでもできることは全部やってくれたような印象。それだけに長く感じたけど、前作で描いたものをひとつも無駄にせず続編を形作ってたと思う。
あと、話は逸れますがPS4スパイダーマンをやっててよかった。こ、この場所知ってる!というワクワクが段違い。

振り返ると、大切なことはぜんぶ他人から教わってたのも良い。
ヒーローはやっぱり1人じゃない。
じょにー

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