滝和也

ゴーストバスターズの滝和也のレビュー・感想・評価

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)
3.8
80s傑作選!

時代の空気ってありますよね。軽くて明るい、エンターテイメントに徹する作品が多かったこの時代。まさにそれにあっているのが本作。

大学で超常現象を研究していた3人の変人教授が、大学を追われ、結成したのが幽霊退治業者、ゴーストバスターズ。彼らはハチャメチャだが次々と幽霊を捕獲。NYの人気者に!だが彼らの知らない所で役人と巨大な祟り神が動きだす…。

ビル・マーレイが惚けたツッコミ、ダン・エイクロイドがボケと役割が別れ、ハロルド・レイミスが奇人と三人のコンビネーションがまさにコント。ここにハドソンが就職して4人が揃いリック・モラニスの変人、シガニー・ウィーバーのヒロインが加わり大騒動が展開されます。

CGのない時代ですので、新作とは比べてはいけないですね。それでも劇場で鑑賞した際は大迫力。当時最高の技術で馬鹿をやり倒してきます。ゴーストもみなどこか可愛げが。更にバックパックから繋がるビームガンが欲しくなります。原子炉つんでますが…。

正直、新作よりシナリオはこちらが上。巨大な敵ゴーザが復活する流れも伏線がはられ、ヒロインを助けに行く展開も無理がなく、NY中から喝采と声援を浴び、ラストファイトに向う彼らのカッコ良さはたまりません。また最後の戦いも伏線をうまく使い、派手な展開に。その合間に入るすっとぼけた会話がまた味に。新作と比べビル・マーレイの存在が大きく、ツッコミ、惚けた味がこの作品を作ってます。

ゆる〜く考えずにあのテーマソングを楽しみながら見てほしい佳作です。
こちらを先に見ると近年のリブートもより楽しめると思います。
滝和也

滝和也