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嗚呼!! 花の応援団のkazu1961のレビュー・感想・評価

嗚呼!! 花の応援団(1976年製作の映画)
3.4
▪️Title : 「嗚呼!!花の応援団(1976)」
Original Title :※※※
▪️First Release Year:1976
▪️JP Release Date :1976/08/21
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-346 再鑑賞
🕰Running Time:99分
▪️My Review
「クェックェックェッ」「ちょんわちょんわ」「役者やのう」。。。この台詞がブームになりました。
当時、空前のブームとなったどおくまん作の劇画『嗚呼!!花の応援団』。実写化の域を超えて普通に楽しめます。これぞ日活プログラムピクチャー!!なんせ監督ロマンポルノの名匠の一人、曽根中生ですもんね。
南河内大学応援団親衛隊隊長、男に強く、女と見ればみさかいなく、喧嘩っ早くて、人情に厚いスーパー怪男児“青田赤道”を先頭に、けんか以外はまるで駄目、そして「男を磨くため」という悲壮美に憧れた新入団員。そして威張るだけが能の幹部連中と役者が全員そろっての笑いと涙と人情ほ青春応援団哀歌です。
これまでに4度も実写映画が制作されていますが、本作初代の主役は全国2016人の応募者の中から選ばれた、会社員の今井均。原作に負けない青田赤道役を演じています。
本作含め、昭和では全3作が日活で作られ、公開されました。騙されて無理矢理応援団に入団させられた1年生団員の視点で、破天荒な日常と親衛隊長・青田赤道が巻き起こす騒動を綴っています。ところどころにお色気シーンも盛り込まれているのは、いずれも田中陽造脚本・曽根中生監督によるところですね。
物語は。。。
応援団の規律はとても厳しい。応援団では俗に一回生はゴミ、二回生は奴隷、三回生は人間そして四回生は神様と言われ、たった一学年違うだけで雲泥の差があります。そんな南河内大学応援団の親衛隊に新たに加わった富山と北口。応援団の命である大団旗を虫干ししている最中にタバコで焦がして穴を開けてしまいました。そのため、隊長である青田赤道は腹を切って詫びを入れるはめになりましたが、到底死にきれる訳がありません。そこで、一計を案じ、紛争中の浪華大応援団を相方に、大団旗をおっ立てての大乱闘の末、青田の凄まじい活躍で勝利を収め、その落とし前として、その乱闘で破れたことにして、大団旗を新調させます。。。

▪️Overview
大学の応援団を舞台に喧嘩にはめっぽう強いが女にはまるっきりだらしがない親衛隊隊長を主人公にしたナンセンス喜劇。原作はどおくまんプロの同名劇画。脚本は「「妻たちの午後は」より 官能の檻」の田中陽造、監督は「淫絶未亡人」の曽根中生、撮影は「あるコールガールの証言 露出」の山崎善弘がそれぞれ担当。(引用:映画.com)

1976年度キネマ旬報ベストテン 第7位。キャストは、今井均、宮下順子、香田修、深見博、伊佐山ひろ子、水原ゆう紀など。
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