グリフィン

昨日・今日・明日のグリフィンのレビュー・感想・評価

昨日・今日・明日(1963年製作の映画)
4.0
初見。字幕。
ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニの2人によるオムニバス映画。「ひまわり」でおなじみの2人ですね。これだけでテンションが上がる。

舞台はイタリア。異なるシチュエーションにおける男女の在り方をおしゃれに、喜劇的に表現する。

1本目の男女。人情味があふれる下町を舞台にしたドタバタ劇。
女が煙草の密売による逮捕を妊娠・出産で回避し続けるという発想がおもしろい。妊婦であり続けるという下品な手段なのに町の人情と明るさが助けになってか全然下品になってない。女は肝っ玉お母さんみたいな雰囲気で豪快。なんていうか豪快にエロい。
男の絶倫はさすがに何年も持たず、不能を医者に相談するという滑稽な流れ。逮捕されないためにもSEXしなくちゃ!ぶっ飛んでる喜劇よな~

2本目の男女。身分は高そうだが高飛車な性格の女性とそれに振り回される男性。打って変わってムーディーな様子だ。
不倫関係にある2人のどこか冷めてるような距離感、この虚しさが味わい深い。

3本目の男女。女は都会的で自由奔放なコールガール、男は尻に敷かれる系スケベ男、こんな感じかな?
隣に住む神学校の若者を誘惑してしまい思わぬご近所トラブルに。女の色気と明るさが痛快で魅力的ですね。ストリップのシーンは興奮したなあ。あのスケベ男のリアクション・・・わかる!スケベ心が満たされないと気が狂いそうになる、そういうもんです男は!
グリフィン

グリフィン