あられ

ため息つかせてのあられのネタバレレビュー・内容・結末

ため息つかせて(1995年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

四人の黒人女性の恋愛と友情の群像劇。お互いの悩みを聞いたり、笑い明かしたり。自立する女性たち。適齢期過ぎた女たちの悪あがき&様々な悩みw 大晦日から始まり大晦日に終わる一年の物語。

舞台はフェニックス。砂漠とサボテンで有名な都市です。バーナディンの豪邸の玄関にあるサボテンが何気にかっこいいw

サバンナ:
大晦日。給料は減るが、TVプロデューサーになる夢を実現するため、親友バーナディンのいるフェニックスに。

離婚すると言う言葉を信じて、しょうもない男ケネスとの関係をずるずると続けてる。しかしロビンの言葉で、自分がケネスにいいように扱われてるのに気づき、腹を立てて別れる。クズとはオサラバよ!

バーナディン:
小学生の子供二人を、夫ジョンの見栄で、白人が通うような有名私立学校に通わせている。

大晦日、11年間連れ添った資産家のジョンから、彼の経営する会社の経理で不倫相手の白人女性と結婚したいと、離婚を突きつけられる。白人女との不倫が許せない。黒人の面汚しと罵る。

しかも、ジョンと一緒に働いて築いた会社なのに、会社に対する功績を認めず、会社の権利と資産を全て持って行こうとする冷血感ジョンw 隠し財産もたくさん持っており、預貯金も離婚裁判が終わるまで全て閉鎖。家には住めるけど、住宅ローンも払えないくらい少額の生活費のみの支払いw 酷すぎる😰

バーナディンが怒り狂う姿が、狂気じみて、めっちゃ恐ろしいです。下着姿でジョンのクローゼットの中の、大量の高級ブランドもののスーツや靴をBMWに詰め込んで、タバコに火をつけ全て焼き払う。またジョンの所持品全てをガレージセールで1ドルで叩き売りw ちょっともったいないw

ジョンと離婚が成立。裁判で決着がつくまで、ジョンから月3,000ドル支払われることに。

バーナディンは一人ホテルのバーへ。そこでジェームスと言う黒人弁護士と知り合う。互いの悩みを語り合ううちに意気投合。ジェームスの妻は乳ガンで余命いくばくもなく、彼は介護中だった。そして白人の妻w 一年妻を抱いていないと告白するジェームスとホテルの部屋で過ごすものの、妻を愛している、病床の妻は見捨てられないと言うジェームスを諦める。

後に、ジェームスは、バーナディンに一夜で恋した。忘れられない。けど妻も愛してると手紙を送るw きっと今後はどこかにいい出会いがあるよw

泥沼の離婚訴訟に完全勝利😊悪いのは夫の方だしねw

グロリア:
ヘアサロンを経営しているシングルマザー。デイビッドとの間に17歳の息子タリクがいる。

タリクを出しに使って、タリクに会いたいデイビッドと会うのを楽しみにしている。デイビッドはゲイであることを告白し、彼と一緒になる夢が消える。

そんな中、隣に引っ越してきたマービンと親しくなる。マービンの助言に従い、タリクのスペイン旅行を認め、子離れできる。そして、マービンと結婚の約束。唯一幸せに。

ロビン:
保険会社に勤め、自立していて美人で男にもモテる。ヤリマンw これぞ運命の人と選んだラッセルは、他の女性と結婚してしまう。

あてつけで、同僚でブ男だけど金持ちのマイケルとの付き合うもうまくいかない。ロビンのイッたふりが滑稽で面白いw

男を見る目がなく、カスとばかり付き合うw ラッセルが離婚すると言う言葉を信じず、彼との子を一人で産むことにする。


一年経って大晦日。みんなが集まり、車でどこかの空き地へ。焚き火。新年の花火で盛り上がって映画が終わるw めちゃくちゃ楽しそう😆

日本のドラマでも作れそうな内容ですが、アメリカと違って、多分もっと深刻で暗くなりそうですねw 四人で会ってるシーンはいつもとても楽しそうで、こう言う女の友情には憧れますね😊
あられ

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