真鍋新一

燃える大陸の真鍋新一のレビュー・感想・評価

燃える大陸(1968年製作の映画)
3.0
いかにもサイケデリックとニューシネマの流行に揉まれて出てきてしまった日本ならではの謎大作。今風の言葉で言うと「自分さがし」に出かける渡哲也、というテーマは悪くないのだが、オーストラリアの荒野と渡哲也が無言で戦うクライマックスが観念的すぎて飽きてしまう。

日活マークも含めてやたらと画質が良く、ヒロインの松原智恵子のバキバキなメイクとファッションは見る価値あり。そして序盤に思わせぶりに出てきておいてそれっきりの太田雅子=梶芽衣子のかわいさも。
真鍋新一

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